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「 これ … 」
その後準備をしようと林さんに急かされ
服を着替えて 、 化粧をして 、髪型のセットをされ ＿＿＿＿
「 … 私 … 似合ってますこれ ・・・・ ？ 」
林「 あ〜！想像以上だよやっぱり！ ありがとう！来てくれて！ 」
鏡の前に映る私は赤のシフォンワンピを着て
肩ぐらいに伸びていた髪はくるくるに巻かれていた ・・・・・
林「 よし！ 壱馬も待ってるから急ごう！ 」
「 え … ぁ 、はい ＿＿ 」
あの不愛想な男の相手役で
しかも 、 こんな格好で ＿＿＿
本当に今日は恥をかきにきたのかもしれない 。
ｶﾞﾁｬｯ ＿＿＿
川村「 遅いですよ林さ ＿＿＿ … 」
「 … お待たせしました 」
彼は私をみて黙り込むとすぐに ＿＿
川村「 … この後メンバーとのMV撮影なんで俺のソロ早く撮りましょう 」
林「 わかってるって(笑)じゃあ、Aさんあの椅子座って！ 」
「 はい 」
・・・・ 案の定 、 あの男は私の存在無視 。
椅子に座って彼を見つめるシーン 。
「 ・・・・ 」
林「 あー … もう少し壱馬を愛おしそうに見つめて！ 」
「 えっ … わ 、わかりました 」
川村「 ・・・・・ 」
音楽が流れると彼は少し口ずさみながら音楽に合わせる
「( … 近くでみると凄く整った顔 ・・・ )」
こうやって男の人の顔を見つめるだなんて
久しくなかったせいか見入ってしまっていた 。
その途端 ＿＿＿＿
フワ ＿＿＿＿
「 きゃっ 」
川村「 ！ 」
林「 あぁ！ 今よかったのに！ 」
「 ・・・・ /// 」
この男が急に髪の毛を手で絡めるから
驚いて声を出してしまっていた ＿＿＿＿
「 す 、 すいません 」
川村「 緊張しなくても大丈夫ですから 」
「 え？ 」
川村「 俺に合わせてください 」
そう言って優しい目で私を見つめていた
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作者名：麻美 | 作成日時：2019年10月8日 21時
