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「 これは … 」
『 バイト 』
「 いや、全然意味わからないです 」
私は最近この不景気の中仕事を辞めました 。
次の職が見つかるまでと思い職繋ぎで家の近くのコンビニでバイトをしてるんですが
そのバイト先の店長が ___
『 え?だってお前が給料の良い仕事紹介しろってうるさいから 』
「 だとしても! 何で芸能人のエキストラなんか! 」
『 普通喜ぶだろ!芸能人のMVにエキストラだぞ!? 』
店長が紹介してくれたのは男性歌手のMVのエキストラのバイト 。
まず 、こんなの仕事じゃなくてバイトだし
興味もない芸能人に会えても全然嬉しくもない 。
「 結構です。 気持ちだけ頂きますね 」
『 で、これ明日の朝9時に○○スタジオだって 』
「 あの聞いてます? 」
『 いやこの仕事さ〜 俺の知り合いが人集まらなくて探してんだよ
悪いけどさ〜 … ね? 』
「 え、本当に言ってるんですかそれ … 」
店長は “ 頼む! ” と手を合わせてから
私にチラシを渡した。
「 ・・・・・・ THE RAMPAGE … ? 」
『 イケメン集団16人! なんか俺的に若いEXILEみたいな?(笑) 』
「 ・・・・・・ へぇ … 」
『 帰ってYouTubeでMVなんか適当にみろ!そしたら興味湧くだろ! 』
「 わ 、わかりましたけど … 」
こういう男性集団とか凄く苦手だし
尚更 、 明日への不安がどんどん募る ___
『 あと 、俺の知り合いに綺麗な子行かせるって伝えてるから
綺麗に愛想よく頼むな。 』
「 わかりましたってば … 」
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作者名:麻美 | 作成日時:2019年10月8日 21時