【鬼滅の刃】冬景色に彩りを。【不死川実弥】 (ページ9)

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鬼が女の子を連れ去ろうとしていた

『こんばんは。今夜は雪ですね......手を離してください。』

「...ﾁｯ...鬼狩りか」

こちらを振り向いた鬼の目には

『下弦ノ...伍...』

相手は下弦。

念の為、烏に下弦ノ伍と遭遇したことを伝えて飛ばした

自分の腕を少しだけ切る

『その子より私の方が美味しいんではなくて？』

｢！...稀血かぁ...いいなぁ...お前から食ってやる｣

私は稀血だ。

西洋の血が強く、出血しないと気付かれない

鬼を街から離し森へ入った

｢稀血.....女.....いいなぁ！！｣

正面からの攻撃...速い

避けたけどまだくるのね

『っ......冬の呼吸弐ノ型冬枯れ』

速さなら私も負けない

「速いなぁ.....でも君...隙ありすぎ」

腹を殴られて飛ばされたが受身を取る

『.....ｯｯ』

肋２、３本折れたかなぁ...

｢痛がってるのもいいなぁ.....

早く食われればいいのに｣

『ｹﾞﾎｯ.....あなたに食われるくらいなら

切腹した方がマシだよ...』

｢そうかいそうかい...じゃぁ、死んでもらおうかぁ...

血鬼術______｣

突風が吹くと同時に身体中を切られた

痛い...

出血も多い

意識が朦朧とする

｢ほら、君じゃ勝てない.....さようなら｣

______こんなところで死んでたまるか

『冬の呼吸陸ノ型青炎冬扇』

私を食らおうと伸ばした手よりも先に、鬼の首を斬った

｢！？お前は動けなかったのに！あともう少しだった！！くそぉ！！｣

あぁ、もう少しで死ぬところだったよ

だけど

『あなたたちを滅するまで、私は死ねないの

...さようなら』

鬼が消えていく

出血多すぎ...

｢_____！！｣

誰か来た...

私の意識はそこで途切れた

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