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〜貴方 side〜
インスタだけならいいよって言っといて
てつくんはそう言った。
その言葉に、ホッとしたような
モヤモヤしたような。
分かった、と言うと同時に
「黒尾ー、次サーブー」と声がかかった。
「おー。Aこのまま帰んの？」
『うん』
「一緒に帰ろうよ」
『……ううん、ひとりで帰る』
「……そ。傘は？ ある？」
『あるよ、大丈夫』
「気をつけてな。家着いたら連絡入れて」
『……うん』
優しい。
でも今はその優しさが、苦しい。
苦しいよ
てつくんと目を合わせられないまま『また明日ね』と言って私は体育館を後にした。
研磨が見ていたのに気づかずに。
翌朝。
昨日とほぼ同じ時間にやってきた五十嵐さんたち。
『インスタなら、って……』
「……あ、そ、うなんだ……」
『うん』
残念そうな五十嵐さん。
でもすぐに可愛い笑顔になって
「……ありがとう！ 後で連絡してみるね！」と言って去って行った。
……泣きそう
私なんて所詮幼なじみ。ただの幼なじみ。
「なんかあった？」
研磨は教室に来て開口一番にそう言った。おはよう、よりも先に。
『えあ、お、はよ』
「おはよ。で、なに」
椅子に座るなり鋭い目で言う研磨。
『……なんでもない』
「え、おれに嘘つくの？ バレないと思うの？」
『……言いたく、ない、』
「……そう。ごめん」
初めてかもしれない。研磨に話さなかったの。
でも研磨はそれで察したみたいで踏み込んでこなかった。
モヤモヤ。
今頃五十嵐さんはてつくんにDM送ってるのかな
ふたりが仲良くなって、友だちになって、最終的には付き合う、なんて＿＿＿
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ChachaY - ストーリがもう最高です！！黒尾大好きなのでとっても満足しております！なんか言葉に出来ないほど好きです！これからもがんばってください！ (2月10日 19時) (
レス) id: f1e76f7be4 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - 更新うれしいです！これからも応援しています！ (2月6日 3時) (レス) @page29 id: 120d94ae6d (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃん可愛すぎません！？私得すぎる...これからも愛読させていただきます...！頑張ってください！ (2月3日 12時) (レス) @page17 id: ea9d7cae20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルカ | 作成日時：2024年2月1日 0時
