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〜貴方 side〜
突然ぬっと影がかかったかと思えば上から久しぶりに聞く低い声が降ってきて
顔を上げると
「久しぶり」
って笑うてつくんと、その後ろでスマホをいじっている研磨。
……わ、
「なんで外にいんのよ」
『……てつくんがもうすぐ着くって言うから』
「待ってたの？」
『……うん。あ、研磨ごめん。写真送るの忘れてた』
「あーいいよ。今度直接着たとこ見せて」
『うん』
「じゃあおれ帰る」
「おーじゃーな」
『合宿お疲れさま』
大方ずっとできなかったテレビゲームでもやりたいんだろうな。
研磨は「ありがと」と言うと駆け足で家の方へ向かった。
……あの研磨が走るってどんだけゲームやりたいんだ……
研磨が見えなくなるまで見送ってからてつくんと家に入る。
「てかAちゃん」
『ん』
「外にいたら危ないでしょーが」
『えーまだ明るいし家の前だし』
「だとしても。こんな可愛い子がここに住んでるってバレたらストーカーとかに遭うかもしれないでしょ」
……過保護だよ、本当に。
私はもう大丈夫なのに。
話しながら靴を脱いで洗面所に行って手を洗って……リビングに行こうとしたら
てつくんが何かを思い出したように「あ」と声を上げる。
「洗濯物だけ家に置いてきていい？」
『……ウチで洗いなよ。乾燥までできるし』
「えーそんなにボクといたい？」
『……違う、けど』
「んーふふ、まぁお言葉に甘えよっかな。てかおばちゃんは？」
『残業で遅くなるって。8時過ぎに帰ってくるって言ってた』
「じゃあそれまでAちゃんと2人きりだね♡」
『……洗濯物カゴに入れといて。あとお風呂沸かすね』
「わーっかりやすい照れ隠し。そんでありがとう」
『はいはい』
私の背後でてつくんががさごそとバッグから洗い物を出す。
お風呂を沸かして
ふたりでリビングに行って
『夜ご飯作るよ』
「まじ〜！？」
『うん。てつくんは座ってて』
「えー俺も手伝う」
『いいです。課題でもやっててください』
「……あんがと」
ウチはカウンター式キッチンだからリビングまで見渡せる。
てつくんはキッチンの正面にあるダイニングテーブルに座って課題を広げた。
「いや正直終わんなくてヤバい」
『……ほんとにおつかれさま』
「んー。あ、あとで数1の教科書貸して。てか今取りに行っていい？」
『うんいいよ』
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ChachaY - ストーリがもう最高です！！黒尾大好きなのでとっても満足しております！なんか言葉に出来ないほど好きです！これからもがんばってください！ (2月10日 19時) (
レス) id: f1e76f7be4 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - 更新うれしいです！これからも応援しています！ (2月6日 3時) (レス) @page29 id: 120d94ae6d (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃん可愛すぎません！？私得すぎる...これからも愛読させていただきます...！頑張ってください！ (2月3日 12時) (レス) @page17 id: ea9d7cae20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルカ | 作成日時：2024年2月1日 0時
