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〜黒尾 side〜
夜飯食って風呂入って22時。
タオルで頭を拭きながら部屋に戻ると
『……んぁ、てつくん』
Aはテーブルに勉強道具を広げていた。
真面目だこと。
俺はAの隣に座る。
ちょっと近づいて教科書を覗き込む。
英語だ
『てつくんは勉強しないの？』
「……んー……やるか」
『一緒にやろ』
「ん」
一応受験生なんでね。やらないと。
立ち上がって机にある参考書を何冊か手に取る。
Aと一緒に英語やろうかな。
またAの隣に座った。
さっきよりちょっと近く。肩と肩がくっつくくらい。
『ね、近い書きにくい』
「あはは、ダメか」
『なにが？』
「なんでもねーよー」
くっつこうとしたけど拒否られたので俺は大人しく離れた。
文字を書く音、ページを捲る音、時計の音。
それだけが聞こえる空間。
Aの集中がすごいから釣られて没頭してしまった。
ハッと顔を上げたときには1時間近く経っていて。
「A、そろそろ寝る時間です」
『……あ、うん』
俺が声をかけると最後の1問を解いて大人しくワークを閉じるA。
ほんっとに相変わらず1回集中すると没頭しちゃうタイプだよなAって……
勉強道具をしまって2人で寝る支度を整える。
『てつくん、東京の大学受けるの？』
「まぁその予定」
『そっか』
「離れたら寂しいでしょうが」
『てつくんが？』
「Aが」
『えーなにそれ』
Aは俺の方を見て笑った。
Aが俺の家に泊まるときは、Aがベッドで寝て俺が床に布団を敷いて寝るの。
ホントは母さんたちと寝た方がいいんだろうけど、
Aが俺との方が安心するって言うから。
「もう寝ますよ」
『はーい』
布団を敷き終えて寝転がる。
Aがベッドに寝て布団をかけたのを見て、電気を豆電球に切りかえた。
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ChachaY - ストーリがもう最高です！！黒尾大好きなのでとっても満足しております！なんか言葉に出来ないほど好きです！これからもがんばってください！ (2月10日 19時) (
レス) id: f1e76f7be4 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - 更新うれしいです！これからも応援しています！ (2月6日 3時) (レス) @page29 id: 120d94ae6d (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃん可愛すぎません！？私得すぎる...これからも愛読させていただきます...！頑張ってください！ (2月3日 12時) (レス) @page17 id: ea9d7cae20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルカ | 作成日時：2024年2月1日 0時
