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〜黒尾 side〜
風呂から上がって部屋に戻ったらAがスマホをいじっていた。
勉強してないなんて珍しい。
『あ、てつくんおかえり』
「なにしてたの？」
『研磨と喋ってた』
「えーなに。俺も混ぜてよ」
『やだ』
「えーーー」
乾いてない髪をタオルで拭いてAの隣に座る。するとAはスマホを閉じてテーブルに置いた。
Aは母さんと同じシャンプーを使ってるから俺とは違う匂い。
『研磨から聞いたんだけど、烏野と練習試合するんだってね』
「ん、そう！」
今の監督、猫又監督が長年悲願している、
音駒と宮城の烏野の試合。
ゴミ捨て場の決戦。
俺はそれを実現させたい。
だから今回練習試合を持ち掛けられたとき
めちゃくちゃ嬉しかった。
あの烏野と試合ができるんだって。
『ふふ、てつくんすんごい嬉しそう』
「……そんなに？」
『うん。ニヤニヤしてる』
まじか。気づかなかった。
でもこんな遠征初めてだからちょっと不安でもある。
Aに会えなくなるからさ。
『……ちょっと寂しいよ』
「……え！？！？」
『うるさ、(笑)』
え、え、幻聴？？
夜なのにでっかい声出ちゃったよ！！
「え、俺に会えなくて寂しい？」
『……うん』
「……えぇーーーー……可愛い無理……」
恥ずかしいからか耳を赤くして
ギリ聞こえるくらいのちっちゃい声で言うA。
目合わせてくんないし
かと思えば体育座りして膝に顔埋めちゃうし
え、無理、可愛すぎない？
「遠征行くのやめようかな」
『……何言ってんの、(笑)』
「だってこんな可愛いAちゃんを置いて宮城なんて行けない」
『……』
Aは膝からちょっとだけ顔を上げた。
なんか笑ってる。かわいい。
『……てつくん面白いよね』
「はぁ〜？ 俺の気持ち弄ばないでいただけますぅ？」
『……ふふ』
えーーわーーーー
今日Aめっちゃ笑うじゃん。可愛い
『……合宿中、寝る前ちょっとでいいから電話かけて、ほしい、な』
……ん゛ーーーーー！！！！
可愛い
なんでこんな可愛いの！！！
「かけますかけます毎晩かけていい？」
『ん、かけてほしい』
「んふーーー」
あー俺の全てのモチベ爆アゲ。
可愛すぎ幸せ
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ChachaY - ストーリがもう最高です！！黒尾大好きなのでとっても満足しております！なんか言葉に出来ないほど好きです！これからもがんばってください！ (2月10日 19時) (
レス) id: f1e76f7be4 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - 更新うれしいです！これからも応援しています！ (2月6日 3時) (レス) @page29 id: 120d94ae6d (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃん可愛すぎません！？私得すぎる...これからも愛読させていただきます...！頑張ってください！ (2月3日 12時) (レス) @page17 id: ea9d7cae20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルカ | 作成日時：2024年2月1日 0時
