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〜夏油 side〜

深夜2時。

さすがに寝ようとなって、硝子とAは寝室へ。

悟はリビングのソファー、
私はリビングの床で寝ることに。




「なー傑」

「なんだい。眠いんだけど」




電気も消して寝付こうとしたタイミングで悟は話し始める。




「傑ってAのこと好きじゃん」




……何を言い出すかと思えば




「……まぁ」

「しかも前世からちゃんと好きじゃん」

「だからなんなんだ」

「なんでAのこと俺に託してくれたの?」




悟は寝返りをうって私の方を見た。

薄い暖色の光に照らされる悟は
年上とは思えない、いたずらっ子みたいな顔で聞いてくる。


なんでって……

そんなの、ずっとAのそばにいたら分かる。




「Aは私といるよりも悟といた方が幸せだって知ってるから」




横目で悟を見ていたけど
私も寝返りをうって体ごと悟の方を向いた。




「そうなの?」

「あぁ。悟に会う前から、Aは悟の話をするときすごく愛おしそうな顔をするんだ。それを見て“私じゃないんだな”って思ったんだ」

「なにそれ。どんな顔が気になる」

「今だってそうじゃないか。Aが私たちを見る目と悟を見る目は、全然違うよ」

「そうなの?」

「そうさ。今度硝子に聞いてみな」

「聞いてみよ」




それは悟も一緒だけどね。

Aといるときのあの柔らかい表情。
目が、愛おしいと語っているあの感じ。




「嫉妬なんてしないさ」

「ほーん」




今更だけどね。




「そんな比じゃないんだよ」

「へぇ〜」

「……悟、眠いなら寝な」




目と、相槌で悟が寝そうなのが分かる。

前世もこんな会話した気がするなぁ




「ねむい」

「うん。寝な。おやすみ」

「おやすみ。傑ありがとな」

「……うん」




悟の青い目が閉じる。

それから悟は、幸せそうな顔をして眠った。



Aが家を出て行ったときは正直悲しくて
Aのいない生活をどう送ろうかと思ったけれど

悟といる幸せそうなAを見たら、そんなのどうでもよくなった。




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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , さしす組   
作品ジャンル:恋愛
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ゆかり(プロフ) - このまま結婚して、子供産まれるまで書いて頂くことは可能でしょうか? (11月21日 22時) (レス) @page33 id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 少々遅れましたが、完結おめでとうございます!前世で幸せになれなかった二人が来世では幸せに生きていけると分かったときには涙が止まりませんでした。これからの二人の幸せをずっと願っています。 (11月21日 1時) (レス) id: 26843e8005 (このIDを非表示/違反報告)
白うさ - 夢主ちゃんと五条、、ずっと二人で幸せに過ごしてくれ、、!!完結おめでとうございます!!! (11月19日 21時) (レス) id: 733585db8f (このIDを非表示/違反報告)
にゃにゃにゃ(プロフ) - 涙腺崩壊しました。ずっとずっと幸せを祈ってます! (11月19日 17時) (レス) @page29 id: 33d0eba731 (このIDを非表示/違反報告)
あひゃひゃひゃしゃしゃ - 神すぎますた (11月19日 16時) (レス) @page29 id: 540adac644 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハルカ | 作成日時:2023年11月16日 15時

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