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〜家入 side〜
「あなたのお名前は？」
『真城Aです』
「生年月日は？」
『＿＿＿年、12月30日です』
「ここがどこか分かりますか？」
『＿＿＿病院です』
「記憶障害は無さそうだね。
じゃあ次……」
担当医とAのやり取りを、私と五条と夏油の3人でただただ眺める。
その後も数回やり取りをして
「特に問題ありませんね」
主治医はそう言った。
途端に病室内の空気が緩むのが肌で分かる。
誰もが、ほっと息を吐いた。
「……よかっ、た」
「……Aっ！！！」
私は思わずAを抱きしめた。
あ、おい！ と五条が言うけど無視。
Aの頬を手のひらで包んでその顔をまじまじと見つめる。
「ほんっ、とによかった……」
「硝子離れろってAビックリしてんだろ」
『あはは、大丈夫だよ、』
……あぁ、A笑ってる。
気づいたらボロボロ涙が零れていた。
Aは驚いて目を見開くけど
『泣きすぎ』と細い指で私の涙を拭う＿＿＿
ん？？？？
「え？」
「え？」
『……え？』
「あはっ」
え、Aの左手の薬指、に
指輪
私も夏油もAも揃って五条の顔を見た。
五条はしたり顔。
「いいでしょ？」
「……はぁ」
「お前なぁ……」
私と夏油はため息混じりにそう零す。
気がついたら主治医は消えていた。
4人だけの空間。
「ね、A？」
五条はAに笑顔を向ける。
『……うん』
Aも笑って五条を見た。
……ばか。
無理やりすぎる。
これでAが断ったらどうするんだよ。
……なんて、考えるだけ無駄か。
Aも馬鹿みたいに五条のこと愛してるからな。
「……おめでとう」
「おめでとう」
私はAをまた抱きしめる。
よかった。
本当に、よかった……っ、
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ゆかり(プロフ) - このまま結婚して、子供産まれるまで書いて頂くことは可能でしょうか？ (11月21日 22時) (
レス) @page33 id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 少々遅れましたが、完結おめでとうございます！前世で幸せになれなかった二人が来世では幸せに生きていけると分かったときには涙が止まりませんでした。これからの二人の幸せをずっと願っています。 (11月21日 1時) (レス) id: 26843e8005 (このIDを非表示/違反報告)
白うさ - 夢主ちゃんと五条、、ずっと二人で幸せに過ごしてくれ、、！！完結おめでとうございます！！！ (11月19日 21時) (レス) id: 733585db8f (このIDを非表示/違反報告)
にゃにゃにゃ(プロフ) - 涙腺崩壊しました。ずっとずっと幸せを祈ってます！ (11月19日 17時) (レス) @page29 id: 33d0eba731 (このIDを非表示/違反報告)
あひゃひゃひゃしゃしゃ - 神すぎますた (11月19日 16時) (レス) @page29 id: 540adac644 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルカ | 作成日時：2023年11月16日 15時
