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〜貴方 side〜

研磨くんの誘導にひっかかったり
黒尾のブロックに捕まったり
夜久のレシーブにいらついたり

ってしてたら攻撃陣にスパイク決められて。



……でもね。




25-23
26-24


青城のストレート勝ち。




「「ありがとうございました!!!」」




……うん。

悪くないんじゃないかな。


パタパタとみんなが私の元へやってくる。




『どう? レシーブしつこかったでしょ』

岩「打っても打っても決まんなくてしんどかった……」

『ふふ、でもみんな、すごかった。お疲れさま』

「「あざーす!!」」




さてさて。

隣からすんごい視線感じる。



徹に目線だけで合図を送ると
渋々だけど了承してくれたので

音駒の輪へ向かった。




『お疲れさま』




声をかけると、2、3年生が私の方に向き直った。

なんで青城のマネージャーがウチに?
って1年生は不思議そうだけど。




黒「青城強すぎません? これで宮城2位なんですか?」

『うん。でも今年は全国行くよ』

夜「4番のスパイクめっちゃ重かった!」

『それ直接伝えてあげて。喜ぶから。
まだ新幹線まで時間あるでしょ? 練習して行きなよ』

黒「まじ? いいの?」

『せっかくここまで来てくれたのに1ゲームしかやらないなんて無いでしょ』

海「ありがとな、江崎」

『ふふ、いえいえ』




やっぱり私はチームバレーが好きだなと心の底から思う。

白鳥沢みたいな“個”じゃなくて
繋いで、6人の力が掛け算になって大きな敵を圧倒する。



青城と音駒のバレーを見ているといつも感じるんだ。


ここでマネージャーできてよかったって。




時間の許す限り青城と音駒はひたすら試合をして

何セットかは取られたけどトータルで見たら青城の勝ち。



お昼過ぎ、音駒が帰らなければならない時間になった。




黒「なあ江崎」




試合を終え帰る準備をしていた音駒。

のはずだけど不意に上から声が降ってきて顔を上げると黒尾が立っていた。




『なに?』

黒「俺まだ江崎のこと好きだわ」

『……ありがと』

黒「勝ち目なくても、好きでいていい?」




そんな風に、苦しそうに言わないでよ。




『黒尾にはもっと素敵な人がいるよ』




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設定タグ:ハイキュー!! , 及川徹 , 岩泉一   
作品ジャンル:恋愛
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メルン - 文才凄すぎて羨ましいです!!続き楽しみに待ってます!!応援してます💪 (2月25日 16時) (レス) @page22 id: b9ee1d4dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - 新作楽しみにしてました!応援しています! (2月25日 2時) (レス) id: 120d94ae6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハルカ | 作成日時:2024年2月23日 16時

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