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〜及川 side〜
練習試合ィ!?
と、みんなが叫んだ。
「そ。だから準備急いで〜」
花「まてまてまてまて聞いてないぞ!」
「言ってないもん」
松「ど、どことだよ」
『東京の音駒高校。私が前にいて、マネージャーやらせてもらってた高校』
合宿最後のささやかなサプラーイズ。
ってAが真顔でおどけて言う。
その音駒ってとこ、なんでも昔烏野と因縁があってその関係でゴールデンウィークに宮城に来るらしい。
その情報を仕入れたAは
『じゃあウチともやってよ』と提案をし
トントン拍子で決まった、と。
それを知ってたのは監督とコーチと俺と岩ちゃんとAだけ。
『面白い相手だからやって損はないよ』
金「ど、どんなとこなんですか!?」
『レシーブが上手い。攻撃しても攻撃しても決まらない』
金「ヒエェ……」
『ま、頑張ろう。合宿の集大成見せてね!』
見せてね! じゃないよ。
キラキラ笑顔で言いやがって。
これから体育館の準備と試合の映像見て作戦練って音駒を待って。
……でもまあ気にならないわけじゃない。
Aが高校1年と2年の間にお世話になったチームがどんなとこなのか。
どんな人がいるのか。どんなチームなのか。
「A」
『ん?』
「俺たちが勝つからちゃんと見ててね」
俺がそう言うと、Aは目を丸くしてからまたあの可愛い笑顔に戻った。
『うん。信じてる』
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メルン - 文才凄すぎて羨ましいです!!続き楽しみに待ってます!!応援してます💪 (2月25日 16時) (レス) @page22 id: b9ee1d4dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - 新作楽しみにしてました!応援しています! (2月25日 2時) (レス) id: 120d94ae6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハルカ | 作成日時:2024年2月23日 16時