15.ナチュパスの本領発揮 ページ16
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嘘を言わずに正直に言葉にしただけなのに。解せない。涙目で睨むようにまふ先輩を見ると、フォロー入れてるのに 覆してこないで!!と先輩もご立腹だった。
どうやら、先輩は私を助けにここに入って来てくれたらしい。それはどうもすみません、と私は黙って 一歩下がる。
まふ先輩は 私が一歩下がった為出来た、私とひより先輩の間に入って ひより先輩と向き合う。そして、まぁ こういう子なんだけど、と此方に呆れたような視線をくれてから、ひより先輩達の方へと視線を戻す。
｢ こいつ、アホなんだよね。陰口って言葉を知らないっていうか ｣
｢ え、先輩、悪口ですか? ｣
｢ ちょっと黙ってて!! ｣
｢ はい ｣
お口ちゃーっくと自分の手を口に重ねると、それを確認した まふ先輩はまぁそういう事だから、と無理くり話を締めくくる。
｢ こいつが僕達に何か思う事があったらこいつは僕達本人に言ってくるし、僕らだってこいつになんか思うことがあればこいつに直接言う。
別に、君達がどうこう言ってくる筋合いないから ｣
｢ で、でもっ… ｣
｢ ねぇ、僕の言うこと伝わってない? ｣
未だ食い下がるひより先輩にまふ先輩はにっこりと笑顔を浮かべながら 先程より冷たい声で、言葉のナイフを放つ。
｢ Aに手出すなっつってんだよ、またこういうことしたら僕もそらるさんも黙ってないよ? ｣
｢ っ… ｣
言葉を失ったひより先輩達は 示し合わせるようにパタパタを教室から出ていった。
まふ先輩は くるりと身体を反転させて私を見ると、どや、とふんぞり返ってみせる。
｢ …… ｣
｢ あ、かっこよすぎて声も出ない感じですか? もしかしてそらるさんじゃなくて僕に惚れちゃったとか ｣
｢ まふ先輩… ｣
｢ な、なんですか… ｣
得意気になってた先輩だったが、いつもそらる先輩そらる先輩煩い私が静かなのが奇妙に思えたのか 怪訝そうに私を見る。
私はそんなまふ先輩を見上げて、ゆっくりと、聞こえやすいように一言。
｢ …こっっっわ ｣
｢ はぁっ!? 助けたのに生意気な奴だな!! あーもうこんなんだったら助けなきゃよかった!! ｣
｢ 別に私だって助けてなんて言ってませんー! 助けに来てくれたのがそらる先輩だったら、そらる先輩怖いですうるうるとかやりましたけど まふ先輩なら別に〜〜〜 ｣
｢ 別に僕だってそんな気持ち悪いのを見るために助けたんじゃないですー! ｣
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ゆきか - ストーリーの内容ものすごく好みです！更新待ってます！ (2019年10月10日 23時) (
レス) id: f42ad21887 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - わっふるくりーむさん» ヤギの罪が重すぎですね… 感想ありがとうございます、やる気が満ち溢れるマン (2018年11月25日 2時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
零生(プロフ) - 彩都さん» ありがとうございます！ゆっくりですが、これからも頑張りますので よろしくお願いします！ (2018年11月25日 2時) (レス) id: c45c7990b9 (このIDを非表示/違反報告)
わっふるくりーむ(プロフ) - ごめん私の語彙力もヤギに食べられたわ（天を仰ぐ）ありがとうございます… (2018年11月24日 11時) (レス) id: f1fb733784 (このIDを非表示/違反報告)
彩都(プロフ) - やばい！大好きすぎる！更新お疲れ様です！ (2018年11月24日 10時) (レス) id: 16d9298981 (このIDを非表示/違反報告)
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