【実ｼ兄者】彼は地獄を蹂躙す【ωrωrd!】 (ページ23)

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幹部決めページ23

気を取り直しておよそ約50の人達を見て候補を決めた。

鬱にも手伝って貰いながら(対した手では無かったが)

『ふむ、口ほどでも無かったな。
しかしそれは今のうち。実力があれば下剋上もあると私は考える。

ただいまより第１期幹部の発表を行おう。それぞれ自己紹介を頼む。』

自己紹介をするのは幹部だけで良い。私は顔と名前と戦闘スタイルを覚えさえすれば、後は指揮ができる。

総統は上官だ。私達のチームは残念ながらアロマ上官。
今回は欠席。

くりくりした目の２つ結びの子が一歩前に出る。

「書記長のターリアです。卒業したら秘書として王族に仕えたいと思います」

『可愛らしいが男だ。みな騙されないように』

どよめきと残念がる声にこら、と声を掛けると静まりかえった
おら鬱、がっかりしてないでさっさと自己紹介せんかい。

「外交官の鬱ですどうも～」

『よろしくしなくても良いだろう。』

笑いが起きる。楽しそうで何よりだが、外交官の下になった君たちは更に大変だろうな

「近距離攻撃部隊の人気者！シャオロンや！」

『えー、近距離攻撃部隊のみ限定の人気者です。』

残りの部隊には不人気、ｯと、と書き込むとコラコラコラー！とツッコミが入る。
それを無視して次に指さす

「不服ですが遠距離攻撃部隊隊長ショッピ。」

『不服なら止めるか「いいえやらせていただきます」

食い気味に答えて来るのは良い。威勢が良いな。
ただしかし騙されてはいけない。こいつは私を見たからこうなったのだ。消して軍に憧れとかは無い。

「暗殺部隊隊長ピュアーレです」

『寝首を掻かれないように』

こいつは私を少し動かした。持ち上げて。

殺そうかと思った。
身長が高い奴は罪だ。

再び息を吸う。そして高らかに告げる。
ぴりり、と空気が痛んだ。

『私には家族をこのチーム、もとい国に引き入れるつもりだ。そして、貴様らより有能そうな奴らも。

だかしかし、貴様らのことは見捨てはしない。
アロマ上官のように上手に指導は出来ない。

だがしかし、飴と鞭は使い分けるぞ？

貴様らの夢はなんだ！志はなんだ！
私は自国の指揮官になる！そのためには憎きフューラーを討伐する！』

わぁぁ！！と叫び声。
私はほくそ笑む。

『それでは基礎体力を付けるため、グランド50週。

勿論私も行おう。

そうだな。一番最初にゴールした人はアロマ上官の奢りでアイスでも買って貰うと良い。』

馬鹿と天才は紙一重のように
他人の不幸が蜜の味であるように

罰ゲームと至上の幸せは紙一重だ。