【実ｼ兄者】彼は地獄を蹂躙す【ωrωrd!】 (ページ20)

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暗殺ページ20

暗殺
それは食事中にテーブルの下に潜り、上級生の磨き抜かれた靴にケチャップやマスタード、蜂蜜をかけて回ること。

かけてる最中に見つかったりしたら地獄が待ち受けており、捕まったアサッシンの末路は悲惨

それを、鬱は行っていた
馬鹿め。そう易々と終わらせられるか。

自分のテーブルに来た鬱はコソコソとテーブルに隠れるとハチミツを再びかけ始めた。
そもそも私は靴を汚されることが嫌いだ。
足を上げるとガタン、と机が揺れた。

「ごめんなー！足が長いから！」
「おいおい気を付けろよ？」

『っち、』

つい舌打ちしてしまい、上級生が怖がる。
違うよ、私安全な指揮官候補生よ。

そこで私はわざとスプーンをおとしてみた。

同席のトントンという男が拾おうと屈む。
そろそろ頃合いか。

『…あー、私喉が渇いたなぁ。
シャオロン、上官殿にお茶を貰ってきてくれ。』

「了解だぜ！」

立ち上がるシャオロン。

ハチミツがドロリと落ちてシャオロンの悲鳴が響く。

「なんじゃこりゃぁ！！！」

『んふふ』

「おい大先生なにしてるん…」

私はテーブルの下を覗き、ちいさく震える鬱に微笑んだ。

『暗殺、失敗だな』

おい！俺も！
俺ケチャップ付いてる！！！
俺無事だ！！！
そんな上級生の悲鳴が食堂に響き渡り

失敗した鬱は後日お尻を失った。

おいおい、そこの貴腐人達。勘違いしてはいけない。
これは健全な小説だ(ﾒﾀｧ)
あれを見ろ…

「……食事の！！席に着きたいので！！！座ってもよろしいでしょうか！！！」

『ダメだ。』

「なんでｯ？！」

トイレに行きたい時など、お尻を必要とする行動の際にあらん限りの大声で臀部借用の許可を求めることになっただけですのでご安心を。