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※オフ
剣持「あ、A!」
『わ、刀也さん、事務所で会うなんて珍しいですね笑』
剣持「最近家ばっかりだもんね笑」
「あっこれあげる」
『えっ、なになに』
そう言って刀也さんが突き出したのは白い箱の入った袋。
『貰っていいんですか?』
剣持「まぁ、中身を当てられたら仕方なくあげますよ」
そう言いながらもニコニコしている刀也さんはかわいい、と思う。きっと間違えてもくれるんだろうな、
『お守り、とかですかね?』
剣持「いや!どう考えてもサイズ違うでしょ!」
『んふふっwwそっか』
『え、まじでなに』
剣持「、、ケーキ。ティラミスです。」
『え!ま!え!ほんとですか!??』
剣持「うるさww嘘つく必要ないでしょww」
「正真正銘、ケーキ屋さんで買ったティラミスですよ。」
ティラミスは1番の好物。
3食ティラミスをしてみたいほど好き。
『え、待って、めっちゃ嬉しい』
『もしかして、私が事務所いるの知ってて買ってきてくれたんですか?』
剣持「は、え、いや、え、違いますけどね、普通に美味しそうだなって思ったから買ったら急にお腹いっぱいになって、誰かにあげようと思っただけですから。最初からAにあげようだなんて思ってませんからね。(早口)」
『んふふっww美味しくいただきます』
剣持「、、どうぞ。」
早口で少し照れてる刀也さんは新鮮、優しい人だと改めて感じる。
嘘下手くそか、かわいいなぁ笑
剣持「隈、できてますよ」
『え、うそ、最悪だビジュ悪い、』
剣持「そういうことを言いたい訳ではなく、、」
「仕事も多いでしょうから無理しないでください。しっかり寝て。元気なAの配信を待ってる人がたくさんいますから。」
『刀也さんママだ。』
「こら、」
『wwありがとうございます、今日は寝ようかな。』
剣持「安心してください、隈があってもAはかわいいですよ。」
『、、ん、』
剣持「では、次のコラボで。」
『あっ、え、はい』
『、、ありがとうございました!!』
そう言って刀也さんはニコニコ手を振って視界から去った。
、、、なんなんだ。あの人は。
掌で転がされていることを自覚する。
ティラミス美味しそうだな、
1回、家帰って、ティラミス食べて、それから考えよう。
いや、いっか。今日は寝ようかな。
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作者名:あおきいろ | 作成日時:2023年5月1日 23時