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コンビニで倉科ちゃんと会った翌週。
QuizKnockの企画の準備が遅くまでかかり、終電の1本前にギリギリ乗って最寄駅まで帰ってきた。

腹減った・・・

福良たちにご飯誘われたけど準備終わらなくて行けないし準備終わらせるにはご飯買いに行く時間もないしでぐったり。
今日雨だし。傘はあるけど降ってるってだけでテンション下がるよな。
コンビニで弁当買って帰ってもいいけど今すぐ何か食べたい。

駅の横にある店で牛丼食べて帰るか。
牛丼屋に入り牛丼の食券を買って席に着く。


sgi「・・・あ。」


「・・・え。」


まさかの倉科ちゃん。朝コンビニでバイトしてんのに夜はこんな遅くまで。


sgi「・・・ここでもバイトしてんの?」


「まあ・・・あ。」


sgi「ん?」


「いらっしゃいませ。」


sgi「おお・・・あ、これ食券」


「あ、どうも。しばらくお待ちください。」


独特!いらっしゃいませの言うタイミングな!ペース乱されまくりだわ。


「お待たせしました。牛丼大盛です。」


sgi「ありがと。」


「ごゆっくりどうぞ」


あれだな、ここの牛丼屋くらいのファーストフードとかコンビニでのスピード求められるレジとか淡々と素早く仕事する倉科ちゃんには合ってるわ。
ファミレスとか居酒屋だともっと笑顔、とか言われるだろうし。

でも親ならこの時間に働くのちょっと心配になりそうなところだけど。
倉科ちゃんのご両親は知ってんのかな。

倉科ちゃんのことを考えつつ黙々と牛丼を口に掻き込む。
安いしお腹も満たされたし満足満足。
倉科ちゃんいるならまた来るか。というか割とよく来てんだけど。
この時間にはあんま来ることないから会ったことなかったのかな。


sgi「ごちそうさま。」


「ありがとうございました。」


倉科ちゃんの声を背に店を出る。
雨強いな。傘差してても服がちょっとずつ濡れる。足元とか絶対家着いた頃には靴下びっしょびしょよ?
せっかく胃が満たされたのに身体が冷えていくことにげんなりしながら歩くこと2,3分。


「待って!すが、ちが、お客さま!うぎゃっ」ベシャッ


聞こえてきた声に振り向くと全身濡れた上にこけて砂までつけた倉科ちゃんがいた。

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設定タグ:QuizKnock , 須貝 , QK   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:たらこ | 作成日時:2021年4月15日 20時

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