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「ただいま、ゆうくん、ゆずちゃん、ここがお家だよ〜。」
sgi「Aおかえり、柚花も柚貴も。」
駿くんが迎えに来てくれやっと退院。柚花、柚貴と一緒に初めてこの家に帰って来た。
・・・うーん、なかなか荒れてる、かな。
あれから実は産後の肥立ちが悪くてちょっと入院が長引いて気付けば年を越してから10日を過ぎていて。
3週間も家を空ければちょっとごちゃっとはするよね。
「駿くん、ごめんね、家のこと、とか。」
sgi「いや、家にいないのに気にすることちゃうから。あなた明日から掃除とか料理とかしようとか育児頑張らないと、とか思ってる？だめよ？あなた入院長引いた理由分かってる？まだ完全に良くなってるわけじゃねーんだからな？」
「え、あ、でも、」
sgi「俺、今月いっぱいは休みで会議とかはリモートにしてるから。福良も来てくれるって言うし、1人で頑張ろうとしないでいいのよ？俺も親だし、こういう時は人に頼るべきだから。」
「・・・ありがとう。」
sgi「ん。授乳だけは頼みます、お母さんにしか出来ないから。ま、1人はミルクだな、適温にするのは任せろ。」
「ふふ、うん。パパ、よろしくお願いします。」
sgi「Aにパパって言われるの、あれだな、嬉しいけど寂しいもんだな・・・な、柚貴たちの前ではパパって呼んでもいいけど、2人の時は駿くんって呼んで。俺Aから駿くんって呼ばれるの好きなんだわ。」
「うんっ」
そんなこと話してたら寝かせていた柚貴の泣き声が聞こえた。
2人で見に行くと柚貴が柚花の袖を掴んで泣いている。
sgi「これは・・・シスコンの匂いがするぞ。」
「そうだねえ(笑)ほら、ゆうくんおいで。」
柚花は柚貴の泣き声にも反応せずぐっすり。
もしかしてあっち向いて寝ちゃったから悲しくなっちゃった？
sgi「一方通行の愛の始まりってわけですか。まあでもしゃーねえよな、柚花は可愛い、うん。福良の気持ちが父になったらよく分かってきたわ・・・」
そんなこと言いながら駿くんは柚花のほっぺをぷにぷにしている。
まだ生まれて1ヵ月も経ってないのに。
「・・・パパになるとみんなパパみたいになるのかな？変だねえゆうくん。」
ゆうくんも抱っこするとすぐ泣き止んでくれた。
sgi「・・・マザコンの気もちょっとあるな、これは俺の試練始まるやつか？」
・・・駿くん、変なの(笑)
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たらこ(プロフ) - 綾香さん» ありがとうございます☺️割と最初重めのお話だったのに最後まで読んでくださって嬉しい限りです。 (11月21日 23時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
綾香(プロフ) - 面白いです！面白すぎます！ニヤニヤが止まりません。前半は泣きっぱなしだったのに、後半は愛に溢れてて悶絶です！こちらの作品大好きです (11月17日 22時) (レス) @page13 id: ac06adb820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年8月7日 18時
