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柚貴は今までのしょんぼりはどこへやら、ﾊﾟｱｱｱｱっと背中から光が出ているよう。
駿くんは天を仰いで手のひらで目を覆ってる。
感無量、って感じだねえ。
fkr「・・・俺、帰る・・・須貝さん、よかったですね・・・」
拳くんは生気が抜けたようにおもむろに立ち上がって玄関に向かおうと歩き出してしまった。
柚花「拳くん、待って。」
fkr「うん？」
拳くん、頑張って笑いかけようとしてるけど顔が引き攣ってるよ(苦笑)
柚花は拳くんのパーカーの裾をギュッと握ってキッチンに連れてきた。
柚花「ママ、もう1つの、取って。」
「うん。・・・はい、どうぞ。」
柚花「あのね、拳くん・・・いつも柚花に優しくしてくれて、ありがとう。柚花、拳くんのこと、大好きなの。これ。」
fkr「・・・！！柚花！！ありがとう！！俺も大好き！！」
柚花「きゃっ！」
そう。実は拳くんのだけちょっと大きめで、ペンでお花とか書いてあるんです。
これはたぶん、
「ゆずちゃんの初恋、だねえ。」
fkr「Aの娘の初恋が俺！もう俺めちゃめちゃAに愛されてる！！」
柚貴「！！拳くん、ゆずちゃんのこと返して！僕のゆずちゃん！」
sgi「おい、柚花に恋愛なんて1000年、いや、1221年早いわ！」
ふふ、柚花、モテモテだねえ。
とりあえず、みんなが笑顔になって良かった。
sgi「・・・寝た？」
「うん。2人ともぐっすり。柚花は料理もしたし、疲れたのかもしれないね。」
sgi「俺の作った堅いチョコより美味かったわ・・・」
「あれはひどかったって拳くんが言ってた(苦笑)・・・はい、今年は柚花とのチョコ作りの間で作ったのでシンプルなものしか出来なかったんですけど・・・」
sgi「生チョコ？・・・うま。合間で作れるって天才か？今年もありがと。福良にもあげたの？」
「帰る時に渡したよ。柚花の前で渡したら柚花が悲しくなっちゃうかなって。」
sgi「初恋が福良とか・・・はあー・・・」
「幼稚園だよ？大きくなったら忘れちゃうかもしれないし、大丈夫だよ」
sgi「そうなんだけどさー・・・あー、うま、Aの生チョコ好きだわ。ん、Aも口開けて。」
「へ？ふふ、ありがとう・・・んんっ」
sgi「Aも美味い・・・いい？」
「え、あ、でもまだ、明日のおb、んん、」
sgi「聞いといてなんだけど、断らせる気ないんだわ、ごめんな」
「ひゃっ、しゅんく、」
その後どうなったかは言いません。
何はともあれ、みんな笑顔になれて良かったね。
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たらこ(プロフ) - 綾香さん» ありがとうございます☺️割と最初重めのお話だったのに最後まで読んでくださって嬉しい限りです。 (11月21日 23時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
綾香(プロフ) - 面白いです！面白すぎます！ニヤニヤが止まりません。前半は泣きっぱなしだったのに、後半は愛に溢れてて悶絶です！こちらの作品大好きです (11月17日 22時) (レス) @page13 id: ac06adb820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年8月7日 18時
