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柚花「ママ。」
夜ご飯の準備をしていると、キッチンの柵の前から柚花が呼んだ。
「うん？どうしたの？」
柚花「あ、のね。ママ、お料理上手でしょ？チョコも、作れる？」
「・・・ふふ、ゆずちゃん、バレンタイン作りたいの？」
柚花「うんっ・・・ママ、作れる？」
「作れるよ？」
柚花「ほんとに？ゆず、チョコ作りたいっ」
懐かしいなあ。
私も幼稚園の頃ママと作ったなあ。
すっごく歪だったけど。
誰にあげたんだろう？覚えてないや。
柚花と作るなら、生チョコとかよりデコレーションとかできた方がいいのかなあ。
チョコの本とか、あったっけ・・・
sgi「Aー？」
実家ならあるけど、本屋さんに行った方が早いかなあ。
sgi「A！」
「ひゃっ、し、駿くんおかえり。」
駿くんの顔が目の前にあってびっくりした・・・
sgi「ぼーっとしてどしたの。迎えに来ないから何かあったかと思った。ただいま。」
そう言って唇を重ねられた。
何年経っても、恥ずかしいなあ。
柚花「きゃっ、らぶらぶ。」
そうだ、柚花がいたんだった。
わー・・・もう、子供の前は余計恥ずかしいよ・・・
柚貴「ゆずちゃんっ、あっちいこ！パパおかえり。」
sgi「おぅ、ただいま。今日も仲良しさんでなにより。俺も一緒に行こーっと。」
3人でパズルして遊んでる。
家族でするとダントツで私が出来ないから頭の良さは駿くんに似てくれたのかなあ、良かった。
夜ご飯ができて、みんなで食べ始めると柚花が話し出した。
柚花「あのね、ばれんたいんってね、大好きな人にチョコあげる日なんだって。パパ、ママからもらったこと、ある？」
sgi「柚花たちが生まれる前から毎年くれてるよ。とびっきりのチョコ。だから今年も期待してる。」
「も、もう、2人の前でやめて。恥ずかしい。」
sgi「なんで(笑)」
柚花「だからね、今年はゆずも作るの！」
sgi「！！！誰に！！！」
柚花「大好きな人！」
sgi「A、秋の遠足の写真出しといて。」
「・・・うん(苦笑)・・・？？ゆうくん、お腹痛いの？ご飯、美味しくない？」
柚貴が下を向いてぷるぷるしてる。
どうしちゃった？
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たらこ(プロフ) - 綾香さん» ありがとうございます☺️割と最初重めのお話だったのに最後まで読んでくださって嬉しい限りです。 (11月21日 23時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
綾香(プロフ) - 面白いです！面白すぎます！ニヤニヤが止まりません。前半は泣きっぱなしだったのに、後半は愛に溢れてて悶絶です！こちらの作品大好きです (11月17日 22時) (レス) @page13 id: ac06adb820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年8月7日 18時
