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山手線に乗って一息つく。
sgi「ほんとに身軽だな。逆に何持ってきてんの。」
「えっと・・・」
携帯と、パスケース、だけ。
sgi「必要最低限ってこのことだわ(笑)・・・それ。」
「あ・・・可愛いから、ずっと、付けてて・・・」
カワウソのストラップ。ちょっと間抜けな顔してて癒される。
sgi「そんなに身に付けてくれるならあげたかいあるわ。」
「・・・ふふ、楽しかったなあ。」
カワウソの鼻をつんつんする。
sgi「また行けばいいでしょうが。付き合ってんだから。」
「！！いいん、ですか。」
sgi「いいよ。・・・あ、席空いたから座んな。」
恵比寿で座ってる人が降りて席が空いた。
「でも須貝さんも、」
sgi「ここで男が座るのはなしだから。早くほら、座って。」
「・・・ありがとうございます。」
sgi「ちょうどここ辺りだな、Aちゃんに声かけたの。あの時とは電車逆回りだけど。あ、立ち位置も逆。Aちゃんが立ってて俺が座ってた。」
「・・・そう、でしたか？」
sgi「Aちゃん目黒で乗ってきたじゃん。俺渋谷で降りたから、ちょうどこの辺りだよ。・・・あの時のこと、ずっと忘れてたのに、今は鮮明に思い出せるわ。」
「もう忘れてください。・・・泣いてて不細工だし、あ、泣いてなくても綺麗とかそういうのじゃなくて、」
sgi「落ち着いて(苦笑)そんなこと言わない、あなた可愛いよ？泣いてても綺麗だし。だからハンカチ貸したんでしょうが。」
「工学部の教科書見てって・・・」
sgi「それは、そうなんだけど！綺麗だなって思ったのも本当です。なんでも疑わない。あ、乗り換えんと。」
「え、あ、ここで？」
sgi「・・・電車の乗り換えも苦手なんか・・・よく東大来れたな・・・」
「・・・あ。」
sgi「おお、今度は何？」
「私、最初もう1つのキャンパス行って、そこでQuizKnockのファンの方に会って。」
sgi「おおお？色々言いたいことあるぞ？赤門の方行ったんか。」
「東京大学で調べた時に最初に出てくるところ、です。それで、須貝さんに会いに行くのなぜだかバレちゃって、電車教えてもらって・・・応援されて。」
sgi「・・・そか。とりあえず伊沢たちに報告だけしとく。でも、QuizKnockのファン、かなりいかしてんな？」
「・・・はい。悪いことばっか想像して、ごめんなさい。」
疑うって、必要なことだけど、失礼なこともあるよね。
信じる気持ちも、大事。
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たらこ(プロフ) - 亜希さん» わ！はやい！嬉しい！コメントもありがとうございます！ (2021年5月28日 11時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
亜希(プロフ) - 一気に読んでしまいました！また次に行ってきます！！ (2021年5月28日 2時) (レス) id: 81b7d60823 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - 涙斗さん» 初めての夢小説がこれで良かったんでしょうか...でも嬉しいです。ありがとうございます！！ (2021年5月13日 21時) (レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
涙斗(プロフ) - 完結おめでとうございます！私がQkで初めて読んだ夢小説がこれでした。双子の劣等感からsgiさんが救い出す感じ、栞奈ちゃんや大将などなど全て楽しませて頂きました！ (2021年5月13日 20時) (レス) id: 1030dabfc9 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - Ayayayayayayaさん» ありがとうございます！キュンももちろんですがずっと読んでくださってるのも嬉しい！ (2021年5月9日 4時) (レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年3月31日 16時
