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「すみま、せん、でした。」
ずっと握っていたガウンを離す。
皺、つけちゃった。
須貝さんが振り返って手首を掴んだ。
sgi「勘違いしてんな？ちゃんと俺のこと捕まえといてよ、せっかく捕まえてたんだから。」
「・・・？」
sgi「一回フラれて、あそこで最初の俺の告白は終わってるからさ。」
「・・・はい。」
sgi「だから2回目。ちゃんと俺から言わせて。」
「へ、」
sgi「俺が普通に枯淡行ったから吹っ切れたとか思ったんだろ？俺のことなめんなよ？・・・Aちゃん、俺、Aちゃんのこと諦めらんないわ。Aちゃんのこと好きだよ。」
「？！」
sgi「俺と付き合ってくれる？」
「わた、私も、須貝さんのこと好き、です。よろしく、お願いします。」
須貝さんの大きな手が私の頭を撫でた。
ああ、須貝さん、だ、なあ。
sgi「えええ？ここで泣くのあなた(笑)」
「へへ、須貝さんだなあって。」
sgi「っっ。破壊力抜群。」
「うん？」
sgi「なんでもない。せっかくだし写真でも撮るか。」
「はいっ！」
須貝さんと写真を撮って須貝さんのスマホで確認すると須貝さんが不思議そうに私のことを見た。
sgi「Aちゃんバッグは？上着も着てないけど・・・」
「あ！私！帰らないと！」
1時間どころか2時間、いや3時間は経っちゃってる！
sgi「ええ？どうした？」
「私、仕事抜けてきてて、すぐに帰らないとでした！！」
sgi「シンデレラかいな・・・店まで送っちゃる。」
ガウンと角帽を紙袋にしまった須貝さんが手を取って歩き出した。
「須貝さん、手・・・」
sgi「言っとくけど、今度写真撮られたら言うからな？付き合ってるって。」
「あ・・・は、はい。」
sgi「言ったな？聞いたよ？」
「何言われても、もう、須貝さんのこと好きなのやめられないって気付いたので。」
sgi「・・・あー。無意識に爆撃飛ばしてくんだな。」
「爆撃？」
sgi「なんでもない。さ、大将が困るから行くぞ。あなた上着も持たずに来たの？これ羽織っときな」
須貝さんがスーツのジャケットを着せてくれる。
「でも、須貝さんが寒いんじゃ」
sgi「反論するならガウンにするけど？」
「・・・ありがとうございます。」
sgi「よろしい」
行きはあんなに不安で、冷え切ってたのに。
今は心が温かい。
「須貝さん」
sgi「ん？」
「卒業、おめでとうございます。」
sgi「ありがと。」
握った手に力を込めた。
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たらこ(プロフ) - 亜希さん» わ！はやい！嬉しい！コメントもありがとうございます！ (2021年5月28日 11時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
亜希(プロフ) - 一気に読んでしまいました！また次に行ってきます！！ (2021年5月28日 2時) (レス) id: 81b7d60823 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - 涙斗さん» 初めての夢小説がこれで良かったんでしょうか...でも嬉しいです。ありがとうございます！！ (2021年5月13日 21時) (レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
涙斗(プロフ) - 完結おめでとうございます！私がQkで初めて読んだ夢小説がこれでした。双子の劣等感からsgiさんが救い出す感じ、栞奈ちゃんや大将などなど全て楽しませて頂きました！ (2021年5月13日 20時) (レス) id: 1030dabfc9 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - Ayayayayayayaさん» ありがとうございます！キュンももちろんですがずっと読んでくださってるのも嬉しい！ (2021年5月9日 4時) (レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年3月31日 16時
