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拳くんとの再会からこの前のオフィスでの出来事までをママに話す。
母「拳の粘り勝ちってことね。」
fkr「そういうことになるかな？」
「なるの？(笑)でもいっつも拳くんの背中が遠くて追いかけてばっかりだったのにこんなに追いかけられるのは初めてだったから。」
母「何言ってるの、いっつも追いかけてたのはAじゃなくて拳でしょう。」
「え？」
母「生まれた時からずーっと拳の片想い。ね？」
fkr「へへ、そうだねえ。」
「？？でも昔からなんでもできる拳くんのこと追いかけて・・・」
母「そう思ってるのはAだけよ。そんなに言うなら見せてあげましょう。」
ママがどこかに何かを取りに行ったみたい。
「拳くん何か知ってる？」
fkr「さあ？」
数分後、ママが数冊アルバムを持って帰ってきた。
「アルバム？」
母「Aが双子なこと嫌がってたから見せることもなかったけど。ようやく日の目を浴びるわね、これママの宝物よ？」
そう言いながらママがアルバムを開く。
twins「うわああ・・・」
生まれたばかりの拳くんと私。
母「ほら、拳がAのこと抱きしめてるでしょ。この格好が基本形態よ。ずっと拳がAのこと見てるでしょ。」
・・・ページを捲っても拳くんがずっと私の方向いている。
母「Aはね、女の子だしあんまり泣かないしそんなに手こずらなかったのよ。拳がね・・・Aが違う方向くと目が合ってないと嫌みたいで泣いてね・・・めんどくさすぎてお父さんにパスしてた。」
fkr「ちょっと(笑)ちゃんと相手してよ(笑)」
母「ふふ(笑)実はハイハイしたのも立ったのもAが先。でも拳はAが遠くに行ってほしくないからしがみついて離れなくて。拳の方がよっぽどダメダメだったわよ。」
「そうなの・・・？へえ・・・」
母「拳の世界はずーっとA中心。幼稚園の時だって・・・」
ママの話は初めて聞くことばかりで。
母「ね？拳の片想いでしょ？Aは後々男を手玉に取るんじゃないかと思ってたのに逆にこんなにコンプレックス持つなんてね。」
「手玉に取るって・・・」
母「あら、Aはお母さんに似て器量も良くて可愛いんだから。お父さんみたいな良い人見つけて幸せになりなさい？」
fkr「ちょっと、Aにはまだ早いから。」
母「・・・拳の重いところはね、お父さん似。お父さんお母さんのこと大好きだから。」
「・・・(笑)」
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たらこ(プロフ) - 宇宙さん» わ、幼少期編まで...双子編最後までお付き合いいただきありがとうございました！ (2021年3月26日 23時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
宇宙(プロフ) - たらこさん» 完結おめでとうございます！最後の手紙に感動しました。幼少期編も読んでみます！お疲れさまでした！ (2021年3月26日 21時) (レス) id: 72a0436486 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - 名前さん» 読み続けていただいた上に再度のコメントありがとうございます！ようやくここまで辿り着けて私もほっとしてます。こちらこそありがとうございます！ (2021年3月23日 23時) (レス) id: 1dc2ca21b8 (このIDを非表示/違反報告)
名前(プロフ) - またこちらの場所をお借りします。本当に、本当に、嬉しいです。枯淡で6人と栞奈ちゃんと過ごしてくれていること、今日のお話のために今まで読んでいたのではないかとさえ思っています。ありがとうございます。 (2021年3月23日 22時) (レス) id: 5717194b21 (このIDを非表示/違反報告)
ちぱ(プロフ) - 宇宙さん» 以前もコメント下さった方ですよね？(同じ名前の別の方だったらごめんなさい!)和解まで読み続けていただいてありがとうございます。どうしても家族って比べられがちですよね。これからは衝突せず微笑ましく進むかと思いますので！また読んでいただけると嬉しいです。 (2021年3月23日 21時) (レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年3月9日 15時
