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その後警察が到着し小石川さんは連れていかれた。
私にも話を、とのことだったけど左手に怪我もしていたので事情聴取は明日になり拳くんと一緒に病院に来た。
何針か縫うことになり包帯まで巻かれてしまった。
「大した事ないのに大袈裟な見栄えになっちゃった・・・」
fkr「大した事ない？縫ってるのに何言ってんの。痕、残っちゃうだろうな・・・」
「いいの。怪我で済んだし・・・来てくれてありがとう。こういう時だけ頼っちゃってごめんね。」
fkr「家族なんだから気にしないで。・・・なんかこういうこと前もあったね。」
「え？」
fkr「Aが火傷した時。あの時も病院に行って左手に包帯巻かれてたじゃん。」
「・・・鍋ひっくり返しちゃった時だね。」
fkr「あの時もAは俺に謝って俺は同じこと言ったよね。家族なんだからって。ね、A、今度は違うお願いしてもいい？」
「うん？」
fkr「ご飯無理に作らなくていい。心開いてなんてお願いしない。だからもう絶対にいなくならないで。俺の前から消えないで。あんな思いはもう嫌だ・・・」
「拳くん・・・」
栞奈が言ってたトラウマみたいなものなのかな・・・
私、拳くんにひどいことばっかしちゃってたね。
「ごめんね・・・」
謝ることしかできなかった。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
fkr「栞奈ちゃんに連絡しなくて大丈夫だったの？」
「あ、今日出張でいないの。だから大丈夫。」
fkr「じゃあ今日1人じゃん。・・・俺の家泊まりなよ。」
「え、でも。」
fkr「どうせ明日一緒に警察行かないといけないんだし。1人で家にいるのも不便なはず。麻酔が切れたら絶対痛いよ。ほら、着替えとか取りに行って俺の家に帰ろう。」
「え・・・あ・・・」
拳くんに押されてそのまま家に一度帰り着替えを持って拳くんの家に。
fkr「これで家の場所は分かった・・・」
「え？」
fkr「ううん、何でもないよ。」
拳くんの家は同年代の社会人の人に比べれば随分と良い家に住んでいた。
「・・・大きな家に住んでるんだね。」
fkr「うーん、まあセキュリティーはちゃんとしてるよ。・・・1つ部屋は空いてるけどね。」
「そうなんだ？」
私には考えつかない世界だな・・・
拳くんの家は居心地が良くて懐かしい感じがするのに前よりも遠く感じた。
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たらこ(プロフ) - 宇宙さん» わ、幼少期編まで...双子編最後までお付き合いいただきありがとうございました！ (2021年3月26日 23時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
宇宙(プロフ) - たらこさん» 完結おめでとうございます！最後の手紙に感動しました。幼少期編も読んでみます！お疲れさまでした！ (2021年3月26日 21時) (レス) id: 72a0436486 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - 名前さん» 読み続けていただいた上に再度のコメントありがとうございます！ようやくここまで辿り着けて私もほっとしてます。こちらこそありがとうございます！ (2021年3月23日 23時) (レス) id: 1dc2ca21b8 (このIDを非表示/違反報告)
名前(プロフ) - またこちらの場所をお借りします。本当に、本当に、嬉しいです。枯淡で6人と栞奈ちゃんと過ごしてくれていること、今日のお話のために今まで読んでいたのではないかとさえ思っています。ありがとうございます。 (2021年3月23日 22時) (レス) id: 5717194b21 (このIDを非表示/違反報告)
ちぱ(プロフ) - 宇宙さん» 以前もコメント下さった方ですよね？(同じ名前の別の方だったらごめんなさい!)和解まで読み続けていただいてありがとうございます。どうしても家族って比べられがちですよね。これからは衝突せず微笑ましく進むかと思いますので！また読んでいただけると嬉しいです。 (2021年3月23日 21時) (レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年3月9日 15時
