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そんなこんなで月1の拳くんとのご飯以外は拳くんと関わることもなく、家にどちらかが友達を連れてくる、ということもなく平和に月日は過ぎ、気付けば大学生活も３年目に入っていた。
来年には研究室が決まるため、ここのところ忙しい。
さすがにバイトもしんどくなり、早朝のコンビニのバイトは辞めた。
お昼、大学で出来た友達である琴葉ちゃんと食堂でごはんを食べていた。
琴葉「Aちゃん最近毎日お弁当だね、美味しそう・・・でも私には足りないや、かつ丼とカレー一緒に食べられそう！」
琴葉ちゃんは自他共に認める大食いで身体つきもちょっとぽちゃっとしている。でも心が広くて優しくて私に声をかけてくれた大学最初の友達。
進む系統も一緒になるので最近は講義がほとんど被っていてぼっちにならずに助かっている。
「コンビニのバイト辞めたから毎朝時間あるの。バイト代減っちゃうから節約もしないといけないし。」
琴葉「良い奥さんになりそう〜」
「えー(笑)相手がいないんだよねえ(笑)」
琴葉「男子9割の大学なのに？」
「たしかに。考えたことなかった。」
琴葉「東工大の男性は恋愛には奥手だけど見た目で判断しないからおススメだよ〜」
「琴葉ちゃんに魅力があるんだよ・・・私には全然想像つかない世界だな・・・」
彼氏ね・・・毎日忙しくて考えることなかったな、と思いながら食べ進めていると食堂に拳くんが入って来た。一瞬目があったので急いで逸らす。
琴葉「Aちゃんから恋愛の話聞くことないもんね。奥手なんだ〜」
「こういう話苦手だからやめよ(苦笑)」
琴葉「ま、彼氏欲しくなったら紹介してあげるから言ってね。Aちゃんには良い人見つけてあげる！」
「ふふ、ありがと。ほんと顔広いね。」
琴葉「各学部のおすすめ男子いるよ〜。あ、ねね、あそこにいる男の人知ってる？」
琴葉ちゃんが指をさす先には拳くんの姿。
「う、ううん。知らない。」
琴葉「理学部の福良くん。Aちゃんと同じ名字なんだよ、珍しい苗字なのにね。」
「へ、へえ・・・ごちそうさま。待たせてごめんね、さ、行こう」
琴葉「Aちゃん食べるのめっちゃ遅いのに今日は早いね？」
こんなところで拳くんと繋がりたくない。
琴葉ちゃんの背中を押す勢いで食堂を後にした。
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たらこ(プロフ) - 亜希さん» 最高と言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！長いお話なのでゆっくりでも大丈夫です。読んでいただけると嬉しいです(^^) (2021年5月27日 23時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
亜希(プロフ) - 泣きながら読みました。特に福良さんサイドの初めての時に。もう、最高ですね。続き読んできます。 (2021年5月27日 22時) (レス) id: 81b7d60823 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - Biwaさん» Biwaさんこんにちは！コメントありがとうございます！兄妹設定楽しいですよね〜嬉しいです。んーfkrさんしか書いたことがないので想像つかないんですが短編もしくは中編とかなら書けそうなメンバーもいるかも…？できそうなら書いてみます！ (2021年3月7日 22時) (レス) id: 1dc2ca21b8 (このIDを非表示/違反報告)
Biwa(プロフ) - 突然すみません！！このお話が好きです！めっちゃ！！設定が私好みで…もしこの作品を作り終えて作者様がよろしければ、この設定で(兄弟で妹が劣等感をもってる)違うメンバーっ可能だったりしますか？ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年2月28日 4時
