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kwmr「・・・帰っちゃったけど。」
izw「昔のことは分かんないけど、かなり劣等感持ってるみたいだった・・・」
sgi「な、福良。」
fkr「・・・はい。」
sgi「中学の時同級生にAちゃんが言ってたようなこと言われてるって知ってたんか?」
fkr「・・・知ってました。」
sgi「じゃあなんでそこで否定しなかった?」
fkr「勝手に言わせておけばいいと思って」
sgi「それは!比較されてるAちゃんが言うことであってお前が思って放ってて良いわけないだろ。それともAちゃんって福良にとっては恥ずかしい存在だったわけ?」
fkr「そんなわけないでしょ、Aは料理も出来て手芸もできて友達みんなに好かれるような「じゃあなんでそれを直接本人に言ってやんねーの。」それは・・・」
sgi「言うタイミングなんて大学卒業するまでにいくらでもあっただろ。避けられてたってなんだって家族ならいつでも言えた。なんなら今だっていくらでも口挟むタイミングあったんじゃねーの。」
fkr「・・・は、い。」
sgi「自分がAちゃんのことどう思ってるのかも言わずに双子なのにどうして、を押し付けたお前が悪いんじゃねえ?双子だって別々の人間、言わずになんでも分かってもらえると思うな」
そう言って須貝さんは帰って行った。
kwmr「福良さ、お兄さんの話はするしTwitterにもたまに書くじゃん。なんで双子の妹がいることはメンバーにすら言わなかったの?」
fkr「俺のこと嫌いなんだと思ってたから。公表してもしAの耳に入ったらますます嫌われると思ったんだよ・・・」
izw「兄弟って・・・大変なのな。でも、嫌われてないならやり直せるんじゃね?」
そうだろうか。俺の気持ちをちゃんと伝えればAは分かってくれる?
そもそも、言ったところで信じてもらえる・・・??
kwmr「色々考えるから、嘘っぽいんじゃないの」
fkr「え?」
kwmr「福良、妹と喧嘩したことないだろ」
言われてみれば。お兄ちゃんとは何度か、というか割と喧嘩したがAとは記憶の中では一度もない。
kwmr「喧嘩しないのは仲良んじゃない、遠慮して言いたいこと言えてないだけ。喧嘩してもいいから気遣って優しい言葉で覆うんじゃなくて、生身の、ほんとの福良の言葉で言わないと壁は崩れないんじゃない。」
須貝さんと河村の言葉が嫌に胸に刺さった。
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たらこ(プロフ) - 亜希さん» 最高と言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます!長いお話なのでゆっくりでも大丈夫です。読んでいただけると嬉しいです(^^) (2021年5月27日 23時) (レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
亜希(プロフ) - 泣きながら読みました。特に福良さんサイドの初めての時に。もう、最高ですね。続き読んできます。 (2021年5月27日 22時) (レス) id: 81b7d60823 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - Biwaさん» Biwaさんこんにちは!コメントありがとうございます!兄妹設定楽しいですよね〜嬉しいです。んーfkrさんしか書いたことがないので想像つかないんですが短編もしくは中編とかなら書けそうなメンバーもいるかも…?できそうなら書いてみます! (2021年3月7日 22時) (レス) id: 1dc2ca21b8 (このIDを非表示/違反報告)
Biwa(プロフ) - 突然すみません!!このお話が好きです!めっちゃ!!設定が私好みで…もしこの作品を作り終えて作者様がよろしければ、この設定で(兄弟で妹が劣等感をもってる)違うメンバーっ可能だったりしますか? (2021年3月7日 21時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たらこ | 作成日時:2021年2月28日 4時