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fkr「仕事辞めてからすぐあのお店に？」
「ううん、おばあちゃんの家に数ヶ月。」
fkr「え、徳島の？」
「・・・うん。そこでママにも会った。今は連絡取ってる。」
fkr「俺年末帰ったりしたんだけど・・・」
「来るのわかってたから栞奈の家に行ってた。」
・・・結局はまた俺だけ避けられてたんだね。
fkr「ねえA。俺、なんでこんなにAに嫌われちゃった？俺何がダメだったかな・・・大学4年間で色々考えて行動したけど結果こうなってるわけで。教えてほしい。」
「・・・拳くん。大学の卒業の次の日話したこと覚えてる？」
fkr「え？うん・・・覚えてるよ。」
「あの時言ったことに嘘はないよ。拳くんは何も悪くないの。かっこよくて優しくて、自慢の双子のお兄ちゃんだよ。」
fkr「じゃあなんで・・・」
「拳くんのこと嫌いになったことなんて1度もない。嫌いなのは・・・私なの。」
fkr「・・・？ごめん、よく分からない。」
「ちっちゃい頃から拳くんはなんでも出来た。テストも満点が基本で、私みたいに満点だったら嬉しいってことなくて。背も私なんかより20センチ以上高くて運動が出来て。中学の時、ずっと言われてたでしょ。福良くんなんでもできるのに妹があれで可哀想って。」
fkr「そんなこと気にする必要「あるの。」」
「だって私が言われてるんじゃないんだよ、言われてるのは拳くんなんだもん。・・・拳くんがね、天才肌で何もしなくてもスラスラっと難しい問題解いちゃうような人だったら諦めもついたの。でも、拳くんはそうじゃないでしょ。ちゃんと努力して結果を手に入れてる。2人とも努力して結果が違うんだもん。」
fkr「A・・・」
「今なんてもっと顕著。大学まで出してもらって飲食店従業員と今をときめくクイズプレーヤー兼プロデューサー。私ね、解いてみたんだ。ひらめき問題、全然解けなかった。才能も努力も全部拳くんに劣ってる。こんな自分が恥ずかしいし、嫌い。」
「拳くんといるとね、私消えたくなるくらい自分のことが嫌いになるの。」
「だから、拳くんと離れたいの。ただの私のわがまま。だから拳くんももう私のこと、忘れてほしい。お願いします。」
そう言ってAは帰って行った。
・・・何も言えないまま、帰してしまった。
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たらこ(プロフ) - 亜希さん» 最高と言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！長いお話なのでゆっくりでも大丈夫です。読んでいただけると嬉しいです(^^) (2021年5月27日 23時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
亜希(プロフ) - 泣きながら読みました。特に福良さんサイドの初めての時に。もう、最高ですね。続き読んできます。 (2021年5月27日 22時) (レス) id: 81b7d60823 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - Biwaさん» Biwaさんこんにちは！コメントありがとうございます！兄妹設定楽しいですよね〜嬉しいです。んーfkrさんしか書いたことがないので想像つかないんですが短編もしくは中編とかなら書けそうなメンバーもいるかも…？できそうなら書いてみます！ (2021年3月7日 22時) (レス) id: 1dc2ca21b8 (このIDを非表示/違反報告)
Biwa(プロフ) - 突然すみません！！このお話が好きです！めっちゃ！！設定が私好みで…もしこの作品を作り終えて作者様がよろしければ、この設定で(兄弟で妹が劣等感をもってる)違うメンバーっ可能だったりしますか？ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年2月28日 4時
