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Aはバイトを詰めに詰めた。
深夜帯だけは阻止したよ、そんな危ないことさせられません。
でもなにをそんなに生き急いでるんだろう。
お金が欲しい？
いや、Aは特別お洒落なわけでもないしブランド物の鞄を持つようなこともない。
お金が足りないようなことはないはず。
ご飯を作ってもらう約束もこれじゃ出来ない。
自分でも変だとは思ったけど1ヶ月前に指定してお願いすることにした。
予約の取れないレストランみたいだね。
でもご飯を食べながら会話できるだけで良かった。
Aから話を振ってくれることはなかったけど、相槌を打って話を聞いてくれるだけで、昔を思い出すみたいで楽しくて幸せな時間だった。
3年まで良い感じだったのに。
食堂でAがお弁当を食べている姿を見て、中学の時のあのお弁当を思い出して、作って欲しいとお願いした。
ちょうど工学部の女の子がしつこく絡んできてめんどくさかったしお弁当持って来ればあわよくば彼女と勘違いしてくれるんじゃないかと思ったのもちょっとある。
友達と空きコマに食堂で話しているとAがお友達の女の子とやってきて近くに座った。
Aがお友達を待ってる間に、まさか友達の中野がAに声を掛けるなんて。
連絡先を聞いた時はどう止めるか必死に頭を巡らせた。
中野が悪いわけじゃないけど、Aと上手く関係修復が出来つつある今、取らたくなかったのもある。
連絡先を渡すだけに止めることはできたけど、家に帰ってからもずっとその事が頭から離れなかった。
・・・遅いな。
電話も繋がらない。
・・・え、まさか中野に連絡して今会ってたりするの？
慌てて家から出て駅へ向かうとちょうどAが駅に着いたようだった。
良かった。まだちゃんと俺のところに帰って来てくれてる。
翌週の木曜、お弁当が机に置いてあってめちゃめちゃ嬉しかった。こんな良い日は久しぶりだ。
空きコマに食堂でお弁当を開けた時ああこれだ、と思わず笑みが溢れた。
母さんのお弁当は見た目も重視しているので食べられないものも多々ある。
文句言うなら自分で作りなさいって言われるし。
俺のこと考えてくれるのは嬉しいんだけど、やっぱりAのお弁当が好きだ。
友達はドン引きしてたけどなんて言われようと俺はこれが一番好き。
その時だった。
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たらこ(プロフ) - 亜希さん» 最高と言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！長いお話なのでゆっくりでも大丈夫です。読んでいただけると嬉しいです(^^) (2021年5月27日 23時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
亜希(プロフ) - 泣きながら読みました。特に福良さんサイドの初めての時に。もう、最高ですね。続き読んできます。 (2021年5月27日 22時) (レス) id: 81b7d60823 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - Biwaさん» Biwaさんこんにちは！コメントありがとうございます！兄妹設定楽しいですよね〜嬉しいです。んーfkrさんしか書いたことがないので想像つかないんですが短編もしくは中編とかなら書けそうなメンバーもいるかも…？できそうなら書いてみます！ (2021年3月7日 22時) (レス) id: 1dc2ca21b8 (このIDを非表示/違反報告)
Biwa(プロフ) - 突然すみません！！このお話が好きです！めっちゃ！！設定が私好みで…もしこの作品を作り終えて作者様がよろしければ、この設定で(兄弟で妹が劣等感をもってる)違うメンバーっ可能だったりしますか？ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年2月28日 4時
