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バイトが終わり、栞奈と待ち合わせてショッピングモール内にあるオムライス屋さんに入る。
栞奈「で?昨日の今日でどうしたの?」
「やっぱり拳くんは中学の時と同じで私のご飯食べたいなんて思ってないんだなって・・・分かってたのになんか・・・うん、ショックで。」
栞奈「え、どういうこと?あんなにご飯せがんでたのになんで?」
今日のことを一通り話す。
「それで、たぶんお弁当見せて離れたいんだと思う・・・」
栞奈「あー福良くんってくん付けすんのも腹立つから福良って呼ぼ。Aのお弁当で中学の時回りが引いてたの知っててそれをまたしたいと思ってるってこと?それがほんとならまじであんたの双子最低じゃない?」
「お弁当持ってくるって言う意味他にないもん・・・」
栞奈「あんな茶色くて栄養バランス崩れまくってる弁当なんてお前のだけだよって言ってやりたいな・・・」
「私の料理って拳くんにとってただの見世物なんじゃないかなー・・・女避け、とか面白い話するときのネタ、みたいな・・・」
栞奈「あーあー泣かない泣かない!普通にAのご飯美味しいしAが食べるお弁当は彩豊かでめちゃめちゃ女子のお弁当だったから!私が今から家行って福良のこと殴ってあげようか?」
「ううん・・・でも来週の木曜日のご飯は一緒に食べたくないからご飯作ったら栞奈の家に泊まりに行ってもいい?」
栞奈「いいよ〜。あ、私も唐揚げ食べた〜い(笑)」
「ありがと・・・いっぱい作る。」
栞奈「いや業務スーパーレベルは不要ね、私福良みたいにバカ食いとかしないから!」
「ふふ・・・(笑)
栞奈と話せてちょっともやもやが晴れたかな・・・
栞奈と別れ電車に乗って家の最寄の駅に着く。
コンビニでチョコでも買って帰ろうかな、と思いながら改札を出ると。
fkr「A!!!」
「え、どうしたの拳くん。」
fkr「バイト終わる時間とっくに過ぎてるのに帰ってこないから・・・連絡しても繋がらないし。」
栞奈と会ってから携帯一度も見てなかった。
「ご、ごめんね。」
fkr「無事ならそれでいいの・・・中野に連絡先聞かれてたからかなんか不安になって。」
・・・私なんかでも連絡先聞かれることあるんだって?そう思ったってこと?
「ご心配いただかなくても拳くんのお友達の中野くんに連絡することはないから安心して。」
やっぱりうまくいかない。
??「ふーん。」
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たらこ(プロフ) - 亜希さん» 最高と言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます!長いお話なのでゆっくりでも大丈夫です。読んでいただけると嬉しいです(^^) (2021年5月27日 23時) (レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
亜希(プロフ) - 泣きながら読みました。特に福良さんサイドの初めての時に。もう、最高ですね。続き読んできます。 (2021年5月27日 22時) (レス) id: 81b7d60823 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - Biwaさん» Biwaさんこんにちは!コメントありがとうございます!兄妹設定楽しいですよね〜嬉しいです。んーfkrさんしか書いたことがないので想像つかないんですが短編もしくは中編とかなら書けそうなメンバーもいるかも…?できそうなら書いてみます! (2021年3月7日 22時) (レス) id: 1dc2ca21b8 (このIDを非表示/違反報告)
Biwa(プロフ) - 突然すみません!!このお話が好きです!めっちゃ!!設定が私好みで…もしこの作品を作り終えて作者様がよろしければ、この設定で(兄弟で妹が劣等感をもってる)違うメンバーっ可能だったりしますか? (2021年3月7日 21時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たらこ | 作成日時:2021年2月28日 4時