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目の前に置かれているお弁当の残りを勢いよく食べる。
琴葉「わ、Aちゃんどうしたの？」
「4限までに買いたいものがあったの忘れてて。ごめんちょっと先出るね。4限にまた！」
足早に食堂を出ると栞奈に電話をかける。
Prrrr
栞奈「もしもしA？どうしたの？突然・・・」
「・・・栞奈今日時間ある？バイト終わってからになるんだけどご飯行かない？」
栞奈「今日はもう授業も終わったし暇だからいいよ〜終わったら連絡して。」
「ん、ありがとう・・・じゃあね。」
これで何も買わずに戻るわけにいかないのでとりあえずルーズリーフを買って4限の教室に向かう。
琴葉「Aちゃーん！こっち！」
「ごめんね、席取ってくれてありがとう。」
琴葉「んーん、全然。でさ、さっきの福良くんなんだけど。」
「え、うん？福良くんがどうかした？」
琴葉「Aちゃんが連絡先聞かれた時のあれ、かっこよかったねえ！やっぱりおススメだよAちゃん。中野くん？には悪いけど。」
言えない。双子の兄です、なんなら一緒に住んでてでも仲は最悪です、なんて。
「うーんそうかなあ？あんまりなんとも・・・(苦笑)」
琴葉「Aちゃんが付き合うならああいう優しい男の子が良いと思うな〜なんか今日ご飯食べながら福良くんたちのグループの会話聞いてて思ったんだけど、福良くんってAちゃんと話し方とか醸す雰囲気がそっくりなの。やわらかいふわ〜っとした感じ。」
拳くんとそっくりなんて言われたのなんて家族と栞奈以外初めてかも。
「そうかな？私はあんなに柔らかい話し方出来てないと思うけど・・・綿野さんの方が」
琴葉「綿野？！なんで」
「え？女の子らしくてふわ〜っとした話し方してない？名前も綿野だし。ふわふわ。」
琴葉「ふわふわって言うよりきゃぴきゃぴでしょ。大学に男漁りに来てんのよあれ！同じ大学なことが腹立たしい・・・」
「琴葉ちゃん何かされたの？」
琴葉「聞いちゃったんだよね、東工大受けた理由。東大も行けたけど東工大の方が女子の比率低いからモテそうだったって。不純過ぎない？！」
「それは、不純だね・・・」
琴葉「だからあの子はふわふわじゃないの！計算された腹黒女。」
琴葉ちゃん、怒ってるなあ。
東工大はほんとに努力したって2人で受験の話で泣いたことあるもんね。
うん、私友達には恵まれてる。
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たらこ(プロフ) - 亜希さん» 最高と言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！長いお話なのでゆっくりでも大丈夫です。読んでいただけると嬉しいです(^^) (2021年5月27日 23時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
亜希(プロフ) - 泣きながら読みました。特に福良さんサイドの初めての時に。もう、最高ですね。続き読んできます。 (2021年5月27日 22時) (レス) id: 81b7d60823 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - Biwaさん» Biwaさんこんにちは！コメントありがとうございます！兄妹設定楽しいですよね〜嬉しいです。んーfkrさんしか書いたことがないので想像つかないんですが短編もしくは中編とかなら書けそうなメンバーもいるかも…？できそうなら書いてみます！ (2021年3月7日 22時) (レス) id: 1dc2ca21b8 (このIDを非表示/違反報告)
Biwa(プロフ) - 突然すみません！！このお話が好きです！めっちゃ！！設定が私好みで…もしこの作品を作り終えて作者様がよろしければ、この設定で(兄弟で妹が劣等感をもってる)違うメンバーっ可能だったりしますか？ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年2月28日 4時
