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fkr「ね、Aも院進むの？」
Aの作ったチキン南蛮を食べながら聞いた。
うん、今日も最高に美味しい。タルタルソースに固形の野菜入れてないところも最高。
「え？・・・うん、受かるかは分かんないけど・・・」
声色が変わった。
あ、自信ないのか。
fkr「Aなら問題なく合格するよ、そんな心配しなくても大丈夫。」
「あ、ありがと・・・拳くんも院行くんだよね？」
fkr「うん、とりあえず上がっておこうかなと。」
「じゃあ卒業式も卒業って感じしないか。」
fkr「でも俺もスーツだしAも袴着るんでしょ？一緒に写真撮ろうね。」
「成人式の時もあれだけ撮ったのに？そもそも拳くんスーツなんていつでも着られるでしょ。」
fkr「成人式は振袖、今回は袴じゃん。全然違うから。」
「そういうもん？」
fkr「そういうもん。女の子のこういう節目は大切に保存しないと。」
「拳くんにだって大切でしょう(笑)」
fkr「んーAと一緒なら大切な思い出かもね。」
「変なの(笑)・・・ね、卒業式は研究室の人とご飯でしょ。」
fkr「うん？そうだね、たぶん」
「じゃあさ・・・卒業式の次の日、1日私にくれない、かな・・・？」
fkr「え？どっか行くの？」
「うーん、4年間拳くんとどこか行ったことなかったから。・・・私のせいなんだけど(苦笑)。ごめんね・・・あの、夜だけでも。」
fkr「ううん、1日空けとく。」
「ふふ(笑)ありがとう。」
卒業式よりそっちの方が楽しみだな。
その後無事2人とも卒業が確定し卒業式は入学式と違って2人とも笑顔で写真を撮った。
Aの笑顔、入学式と違って心から笑ってたと思う。
そして今日、Aと東京観光を4年生活して初めてした。
東京タワーで写真撮ったり、原宿でクレープを食べたり。
夜は家に帰ってAのご飯を食べた。
「今日はありがと。」
fkr「俺も楽しかったから。いいね、こういうの。また行こうね。」
「・・・拳くん、今までごめんね。拳くん全然悪くないのに避けて、嫌な思いさせた。拳くんは、私の自慢の双子のお兄ちゃん。いっつも優しくて、柔らかく笑ってくれて、ありがとう。」
fkr「A・・・泣かないでよ。」
Aを抱きしめて背中を撫でる。
その後は2人でお酒を飲みながら昔の話をたくさんした。最高の1日だった。
次の日、目が覚めると、Aはいなくなっていた。
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たらこ(プロフ) - 亜希さん» 最高と言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！長いお話なのでゆっくりでも大丈夫です。読んでいただけると嬉しいです(^^) (2021年5月27日 23時) (
レス) id: d9464ae33a (このIDを非表示/違反報告)
亜希(プロフ) - 泣きながら読みました。特に福良さんサイドの初めての時に。もう、最高ですね。続き読んできます。 (2021年5月27日 22時) (レス) id: 81b7d60823 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - Biwaさん» Biwaさんこんにちは！コメントありがとうございます！兄妹設定楽しいですよね〜嬉しいです。んーfkrさんしか書いたことがないので想像つかないんですが短編もしくは中編とかなら書けそうなメンバーもいるかも…？できそうなら書いてみます！ (2021年3月7日 22時) (レス) id: 1dc2ca21b8 (このIDを非表示/違反報告)
Biwa(プロフ) - 突然すみません！！このお話が好きです！めっちゃ！！設定が私好みで…もしこの作品を作り終えて作者様がよろしければ、この設定で(兄弟で妹が劣等感をもってる)違うメンバーっ可能だったりしますか？ (2021年3月7日 21時) (レス) id: 912a3a5484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年2月28日 4時
