あなたが私に自信をくれる【fkr】３

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fkr「改めて、誕生日おめでとう。」

「ありがとう。」

今日に入ってから何度も言われた言葉。でも何度言われても嬉しい。

「ご飯もこんなたくさん・・・一緒に買いに行ったのに。」

fkr「彼女の誕生日なんだからこれくらいさせてよ。ほんとはレストランに連れてってあげたかったくらいなんだから。」

「ここでこうやって祝ってもらえる方が何倍も嬉しいよ。思い出が詰まってる場所だし。」

fkr「このオフィスに来てから1年以上経つもんね。」

ご飯を食べながらQuizKnockの想い出を一緒に話す。

「・・・拳くん、QuizKnockに誘ってくれてありがとね。」

fkr「うん？」

「私、音楽だけで生きていくつもりなくて。大学合格した時、卒業したら就職しようって思ってて。でもあのことがあったから人目が怖くて全部が中途半端になって。拳くんが誘ってくれなかったら、今何もできてないかもしれない。」

fkr「そんなことないでしょ。大学院でも博士課程進められてたじゃん。」

「うん。でも外に出ずに大学の中でずっとはいられないでしょ。QuizKnockで働けて、一歩踏み出せた。ありがと。」

fkr「俺こそ、QuizKnockで働いてくれてありがとう。」

「・・・なんか今日はお互い感謝してばっかだね(笑)」

fkr「ね(笑)ねえA、撮影部屋行かない？」

「？？いいけど。」

撮影部屋に行くと

fkr「ちょっと待っててね。」

・・・ケーキかな？キッチンに行ったし。

fkr「はい、おめでとう！」

「！！苺タルト！！嬉しい！！」

ショートケーキじゃなくて一番好きって前こうちゃんと話してる時に言った苺タルト。
聞いててくれたんだ・・・

fkr「主役が一番好きなケーキにするのがベストだからね。さ、火がついてるうちに。はいチーズ」

そう言われ慌ててピースする。

ｶｼｬｯ
「もう、いきなりすぎる(笑)」

蝋燭を吹き消しタルトを切ろうとすると

fkr「・・・A。」

「ん？」

fkr「俺、今本当に幸せ。Aと付き合えて、一緒に住むことが出来て。Aの誕生日をこうやって一緒に祝えて。」

「・・・私もだよ。」

fkr「Aは音楽活動もテレビにも出て、動画だって出てる。俺じゃない誰かと出会うことだってまだまだある。でも、俺はAのこと絶対に離したくないの。これからAに何があってもずっと側にいたい。だから・・・」

fkr「Aの人生を僕にください。結婚しよう。」

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