あなたが私に自信をくれる【fkr】３

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「んんんんん・・・」

sgi「どうしたそんな唸って。腕痛むか？」

「あ、それは全然！全く痛くないです、むずがゆいくらいで」

sgi「あなたすぐ我慢するんだからちゃんと言ってよ。」

「ありがとうございます。」

sgi「それで？何にそんな悩んでるの」

「・・・福良くんと離れたいんですよね。」

sgi「っはああああ？！なんでそうなった、福良になんかされたんか？離れる前に一回話し合いをして福良に対して思ってることを言ってみるとか「ああああ違うんです違うんです！そうじゃなくて！」？？」

「物理的に半日気づかれないように離れていたいというか。その・・・バレンタインで」

sgi「おまっまどろっこしいことを言うな！」

「す、すみません・・・」

sgi「賢いのに言葉が足りなさすぎる・・・買いに行く時間が欲しいってこと？」

「いや、作りたいんです。」

sgi「・・・その右手で？悪化したら冗談じゃなく出禁にほんとになると思うけど。」

「右手使わないように作りますよ。私だってこんな不便なの一刻も早く治したいですもん」

sgi「無理すんなよ、俺たちのとかなくてもいいから」

「私がしたいからしてるんですよ、でも福良くんが基本的にずっと一緒にいるので・・・さすがにあげる人が側にいる状態で作るのはちょっと。」

sgi「女の子だなあ。お兄さんとこいけば？」

「今ツアー中なんですよ、不在中にキッチンを荒らすのは・・・」

sgi「いっつも綺麗にキッチン使ってんじゃん」

「右手動かないんでもしかしたらひっくり返しちゃうかもしれないですし・・・」

sgi「あーね。でも家でするの無理じゃね？チョコの甘い匂い充満してそっこーバレんだろ。」

「そうなんですよね・・・世の同棲してるカップルってサプライズ的なイベントは全部割愛してるんでしょうか・・・」

sgi「なわけねーと思うけど・・・Aと福良が四六時中一緒ってのが問題なんだろ。」

「んんんんん・・・」

sgi「そして話は冒頭に戻るってか。しゃーねえな、お兄さんが手伝ってあげます。」

「！！！でもどうやって？」

sgi「11日にオフィス開けといてあげましょう。事務所に行くーとかテレビの仕事が急に入ったーとかなんでもいいから言い訳見つけてここで作れば？さすがに1人にして怪我されたら俺が福良に殺されかねないからここで企画でもつめるわ。」

「・・・っっ！須貝さんありがとうございます！」

持つべきものはナイスガイだあ・・・

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