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私の願いは1つしかないのに、その願いはなぜか叶わなくて。
誰も私を選んでくれない。

芽衣は私が沈んでる時ずっと側にいてくれた。
得意じゃないお酒にも付き合ってくれた。

芽衣「私はAが1番の親友だよ。それに・・・今の私には、Aしかいないから。」

芽衣はやっぱり私にとっての天使。
福良と決別するために家族にも居場所を知らせず、連絡先も住んでる場所も知ってるのは私だけ。
名実共に芽衣の1番になれたけど、やっぱりちょっと違って。

いつかきっと芽衣の1番が現れる。

仕事場で色々あって一緒に住むようになってからも、その不安がずっとあった。

芽衣に1番が訪れる前に私も誰か見つけないと。
でも合コンに行ってもいい人には出会えなくて。

後輩にQuizKnockを教えられて福良を見つけた時、もうそろそろ独り占めの時間が終わる。
そう思った。

そしてやっぱり福良は芽衣の前に現れた。

悔しいけど私の負け。
芽衣は福良と一緒にいるべきだよ。

芽衣と福良が和解してほんとに良かったと思ってる。


だけどやっぱり。悔しかった。


芽衣が結婚するまでは私と一緒に住むって約束したのは私の意地。
福良が知らないことだっていっぱいあるんだからね?
今はまだ芽衣の1番は私。
福良とは和解させてあげたけど、結婚相手が出来るまでは福良と1番争ってやる。

QuizKnockのオフィスで芽衣と福良の姿を見ながら、嬉しいような羨ましいような。
そんな複雑な気持ちで芽衣が作ったさきいかの天ぷらを食べてた。


wtnb「日野さんも東工大なんですか?」


「ん?違うよ〜私は早稲田。東大の頭脳には遠く及びません。」


wtnb「え、じゃあ山本さんと一緒だ。」


「あ、QuizKnockって全員東大じゃないの?」


wtnb「違いますよ。ってか福良さん東工大なの知ってるじゃん!」


「あ、そうだわ。でも一応国立じゃん。私立もいるんだ。」


wtnb「山本さーん!」


ymmt「なにー?僕に用事?」


wtnb「日野さんも早稲田なんだって!」


ymmt「ほんとに?学部どこですか?」


「先進理工」


ymmt「え、一緒だー!」


可愛い男の子だな。


「山本くんていうの?」


ymmt「はい、山本祥彰って言います。」


「山本くん、可愛いね。」


ymmt「へへ、ありがとうございます、カッコイイの方が嬉しいんだけどな?」


山本くん。

私と彼の、始まりはここだった。

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神影(プロフ) - 大好きです。本当に最高。 (3月22日 23時) (レス) @page37 id: 690f341ea7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たらこ | 作成日時:2021年5月13日 19時

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