inferiority【QK】 another story (ページ26)

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ymmt「Aちゃん！」

「祥彰！おつかれー！」

ymmt「Aちゃんも！」

付き合って1年経つけど、付き合うまではなんだったんだってくらい仲良くて、1度も喧嘩せず今もこうして2人で日本酒を酌み交わしている。

「あ。」

ymmt「ん？」

「化粧落としなくなったの忘れてた、もう薬局開いてないよね。」

ymmt「あ、ゴミ箱に捨ててあったから同じの買っといたよ？」

「えっ」

ymmt「ん？あ、新しいのに変えるつもりだった？」

「ううん・・・ありがとう、祥彰、大好き。」

ymmt「僕も好きだよ。」

「ふふ(笑)」

ymmt「へへ(笑)よし、帰ろ～」

お店を出て祥彰の家に向かう。
家に着いてゆったりしてると祥彰がおそるおそる話しかけてきた。

ymmt「・・・あのさ。」

「うん？」

ymmt「芽衣ちゃんのことなんだけど」

「え、芽衣が何？どうかしたの？須貝さんとなんかあったの？え、なに、もしかして喧嘩？それとも福良？私オフィス行った方がいいやつ？明日行こうか？」

ymmt「ストップストップ！違うから！ちょっと芽衣ちゃんのこと、教えて欲しいだけ！」

「・・・須貝さん、サプライズでもするの？」

ymmt「僕も須貝さんから言われてはないけど、プロポーズ、するんじゃないかなあって思ってるんだよね。」

「！！！ほんと？！そっか、そっかそっか！！」

芽衣が結婚！！
友達の結婚式に出席したことは何度もあるけど、やっぱり親友となると嬉しさも何十倍。

「それで？何が聞きたいの？」

ymmt「芽衣ちゃん、アクセサリーしないじゃん？」

「飲食だからね。でも大学の時とかは割と付けてたよ。シンプルでちょこっとワンポイントあるようなやつとか。」

ymmt「ちょっと待って、サイト開くからどんな感じのか教えて！」

Macを持ってきた祥彰がサイトを開くといかにも幸せ満載なページが開かれた。

「あ、これとかたぶん芽衣好きだよ。」

ymmt「あー分かる、好きそう！ねね、Aちゃんはこういうのが好みだったりする？」

「おっよく分かってる！でもこっちの方が好きかなー」

ymmt「こっちの方が値段低いのに？」

「好みと値段は必ずしも比例しないでしょ、めちゃめちゃでっかいダイヤついてたって好みじゃなかったら売ろうかとさえ思える」

ymmt「売られたらショック・・・」

「祥彰からもらって売ることはないから(笑)気持ちと好みが大事ってこと！」

須貝さんはどんな指輪選ぶんだろ？
楽しみだね。