10 ページ10
ymmt side
fkr「山本?どうしたの?」
ymmt「・・・福良さん、なんで合コン止めなかったんですか。」
fkr「えっ?!なんで山本が知ってんの?!」
ymmt「・・・僕、Aちゃんと飲み友達なんです。」
fkr「ええ?!前の飲み会の時そんなに話してたっけ?え、日野さんて誰と喋ってた・・・?」
福良さん、鋭いしよく人のこと見てるのに芽衣ちゃんがいると芽衣ちゃん以外誰の事も見てないんだよなあ(苦笑)
fkr「え、日野さんと連絡先交換してたの?あの日に?」
ymmt「ううん、してない。」
fkr「あ、枯淡で会ったの?」
ymmt「ううん、街歩いてたらたまたま会って飲みに行くことになってそこから。」
fkr「そうなんだ?ふーん・・・それで?日野さんのこと好きなんだ?」
ymmt「・・・全然意識されてませんけどね。」
fkr「姉御肌だからね、山本のこと可愛い弟と思ってそう。」
ymmt「そうなの!・・・ね、福良さんAちゃんと小学校から一緒なんでしょ?Aちゃんてどんな人と付き合ってたとか知らない?」
fkr「芽衣とずっと一緒にいたから知らないねえ。」
ymmt「・・・そっか。」
合コンに行くって言った時の感じからしても恋愛対象として見られてないんだよね。
明るい綺麗なお姉さん、というのが第一印象。
QuizKnockのオフィスでの飲み会の時に連れてきた福良さんの双子の妹の芽衣ちゃんを守るように一緒に来たのがAちゃんだった。
駅前で会った時、オフィスカジュアルな服装でキラキラ働く女子って感じのAちゃんに誘われて飲みに行った。
日本酒が好きでお酒に強くてイメージ通りだな、なんて思ったのに、Aちゃんの口から出て来た話は僕の想像と全然違って。
なんでそんな男の人のせいで自信失くしちゃうの。
Aちゃんみたいに綺麗で、朗らかな女の子、絶対モテるのに。
色んなことを諦めたように話すAちゃんは、だんだん消えていきそうで。
見た目じゃ分からない儚さがあった。
僕だったら。
Aちゃんのこと、1番に考えて大切にするのに。
196人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神影(プロフ) - 大好きです。本当に最高。 (3月22日 23時) (レス) @page37 id: 690f341ea7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たらこ | 作成日時:2021年5月13日 19時