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山本おかえり!出口のとこで待ってるよ〜入国審査、終わった?
このLlNEが届いて30分は過ぎてる。
入国審査、終わってる。
後は税関のところで黄色い紙さえ渡せば出口、なんだけど。
怖い。
会いたいのに。
すっごくすっごく会いたいのに。
芽衣A、おかえり。
芽衣大丈夫だよ。
芽衣山本くんのこと、信じてあげて。
まだ入院してるはずなのに。
双子ちゃんのことで手一杯なはずなのに。
いつの間にそんな強くなったの。
・・・私も強くならないと。
到着ロビーを出たらすぐに目に入った。
ymmt「Aちゃん！！」
「・・・。」
ゆっくりと祥彰に近づく。
本物、だ。
本物の、祥彰、だ。
ｷﾞｭｯ
ymmt「わっ。・・・おかえり。」
「・・・ｸﾞｽｯ・・・ただいま。」
何分、いや数十秒だったのかもしれない。
時間が止まったんじゃないかってくらい祥彰を抱きしめていた。
「・・・ごめん。」
ymmt「なんで謝るの？(笑)ほら、行こ。」
「・・・うんっ」
祥彰が出してくれた手に手を重ねて歩き出した。
ymmt「ね、Aちゃん、ちょっと寄りたいとこあるんだけど、いい？」
「・・・うん？」
タクシーに乗り込んで祥彰に聞かれた。
祥彰はここにお願いします、と運転手さんにメモを渡し、タクシーが動き出す。
どこ、行くんだろ。
数十分経ってタクシーが止まった。
「・・・え。」
ymmt「ありがとうございました。さ、行くよ。」
「え、でもここって、」
ymmt「2年も待ったんだよ？もう1日だって待ちたくないの。」
・・・ここって、教会、だよね。
中に入ると誰もいなくて、戸惑っている私なんてお構いなしに祥彰は手を引いて奥に進んでいく。
「よ、祥彰。」
ymmt「Aちゃん、俺、言ったよね。あと2年しか独身生活させてあげないって。」
「え、あ・・・うん。」
ymmt「だからちゃんと言うね。この2年、僕、Aちゃんのこと好きって気持ちが減ること、なかったよ。Aちゃんが帰ってくる前ちょっと不安に思ってたのだって分かってる。だからもう不安にさせたくない。不安な気持ち持たせる間もないくらい大切にするから。だから、僕と結婚してください。」
私の両手を取ってまっすぐ私の目を見て祥彰が言った。
「・・・ほんとにいいの？今ならまだ逃がしてあげるよ？」
ymmt「・・・そんなこと言われても、僕は逃がしてあげる気ないよ？」
「・・・っ・・・よろしく、お願いします。」
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神影(プロフ) - 大好きです。本当に最高。 (3月22日 23時) (
レス) @page37 id: 690f341ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たらこ
| 作成日時：2021年5月13日 19時
