나의 바도 (ページ40)

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HC「そろそろみんな出てきちゃうから、ご飯行こっか」

ここが会場だったことを忘れていて、我に帰ってドンヒョクオッパからは離れて、周りの同期や先輩に見られてないか焦る。

HC「Aちゃん、俺じゃ不安？」

周りを見渡して焦った顔をしてる私を見かねて、ドンヒョクオッパはそのように声をかけてくれて。

「ちが…そういうことじゃなくて、ドンヒョクオッパはみんなの人気者だから…こんな私が付き合ってるなんて周りに知られたらちょっと…怖くて…」

またつい本音をベラベラと話してしまった私の腕を引いて、また私のことをぎゅっと抱きしめるオッパ。

すると、会場の扉の方から人の盛り上がっている話し声が聞こえてきて。

「ちょ…オッパ！！離れないと…って！」

必死に離れようとする私を無視して、オッパは余計に私を抱きしめる力を強くすると同時に、余裕そうな表情で扉から出てくるサークルのメンバーを迎えている。私はオッパの胸に顔を埋めて顔を隠そうとしたのにオッパがそれを許さなくて。

『ヘチャナ〜！お前荷物置きっぱなしだったから持ってきてやっ…』

『えっあれってAさんとヘチャンさん…？！』

オッパの荷物を持ってきてくれた男子の先輩が抱き合ってる私たちを見て言葉を失って、それから次々と会場から出てくるサークル員が私たちのことを見ている。おかげで周りはざわざわが止まらないし私は一刻でも早くこの場から逃げ去りたい。

「オッパ…！ほんとに…！」

もうそろそろ限界なので、若干目に涙が溜まっている状態で目の前のオッパに助けを求める。

すると、

『きゃ〜！！！！』

『あいつまじか、笑』

オッパは私の顎を手に取って、頬に口付けをする。私たち2人のことを見ているすべての人に見せびらかすように。

HC「じゃ、こういうことだから。荷物ありがと、打ち上げ楽しんで。」

荷物を持ってきてくれた先輩から荷物を受け取り、そのまま私の手を繋いで早歩きで会場を後にした。