나의 바도 (ページ34)

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見学の日が終わってからはあの子がどうにかサークルに入ってくれ、と祈るしかなくて。もし最悪サークルに入らなくても同じ大学だし、見つけようと思えば俺の人脈を使えばどうにか見つかるとは思ってたけど。

10期生との交流会の日、その子を見つけて。正直他の新入生の話なんてどうでもいいくらい頭に入ってこないけどお得意のトークスキルで適当に話を流してその子との順番を待つ。

俺の心奪った子はAちゃんと言うらしく、名前も可愛い。話をするとやっぱりダンス経験が長く、少し人見知りのようだった。同じグループにチソンがいたからちょっと調子に乗ってベラベラ喋ってしまったけど引かれてないといいな、なんて思いながら交流会を終えてランダムプレイダンスの時間を迎えた。

ヨジャグルの時は出てこなくて、恥ずかしがって踊らないのかな〜なんて思ってたらNCTの曲がかかった瞬間に待ってましたと言わんばかりのダッシュでAちゃんが前に出てきて。思わずその勢いに俺も笑っちゃったし、案の定ダンスが上手すぎてびっくりした。多分本気で踊ったら俺より上手いんじゃないかってくらい、Aちゃんのダンスには惹かれてしまった。
本当にNCTの時にしか出てこないから、この子はNCTが大好きなんだろうな、ってその時にも簡単に理解できた。

ランダムプレイダンスも終わり、各自自由時間となった。同期に飲み会を誘われてたけど今日は行く気分にならなくて、というかAちゃんともっと仲良くなりたくて。

Aちゃんとイェウォンちゃんが教室に残って踊っているのをふと見かけて、どうにかAちゃんが1人にならないか、タイミングを図る。

少し時間が経った後、イェウォンちゃんがコンビニに行ってくると教室から出てくるのを見て。

おそらく教室にはAちゃん1人しかいない。チャンスだと思い、扉を開ける。

まるで何も知らないかのように振る舞い、Aちゃんに近づく。

近くで見ると肌は綺麗だし、髪の毛もサラサラで女の子の良い匂いがする。近くにいるだけでこっちの気がおかしくなりそうで。

そんなAちゃんが、焦って、俺の手でどんな顔をするのか見たくて仕方がなくて。