나의 바도 (ページ28)

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『You got me confused

You got me so satisfied』

まるで私に向けての歌かと錯覚してしまうくらい、思い切り目が合って。

目が合ったヘチャンさんは逸らすことなく、少し妖美に微笑みながらまた余裕そうな表情をしながら、目を伏せた。

ヘチャンさんのダンスの上手さ、表情管理、視線、ヘチャンさんの全てに私の心は持っていかれていて。

曲の一番盛り上がるラスサビでの、最後の腕を大きく回しながら腰を器用に動かすパートのところで、ジャケットがかかってた片方の肩を自らめくって肩を晒しあげていて。
それを見た女子たちからは悲鳴が止まらないし、私も空いた口が閉まらなかった。普段はゆったりとした服装を着てるからタンクトップを着てるところも見たことなくて。少しだけ見えた肩と二の腕は思ったよりもしっかりしていて。忙しくて筋トレなんかする暇もなさそうなのに、筋トレを始めとした自分磨きもしっかり怠らずに行っているのだと思うと、私には手の届かない存在だと改めて感じた。

気づいたら曲が終わるまで全てヘチャンさんを見ていて。
女子たちの歓声と拍手を聞きながら、私は声も出せず拍手もできずに呆然としていた。

js「A…？大丈夫…？」

ステージを見つめながらボケーっとしている私にチソンが心配そうに声をかけてきて、我に帰る。

「あっ、ごめん、だ、大丈夫！私たちそろそろHITの準備しなきゃだし、ステージ裏行こう！」

全然大丈夫ではないし、むしろどうにかなりそうくらいだったけどそれを紛らわせたくてチソンの手を引いてステージ裏に向かった。