二人の記念日ﾟ･*:.｡.Satoshi ☆ BD企画 .｡.:*･゜ (ページ6)

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「智くん、お誕生日おめでとう。

生まれてきてくれて、ありがとう。」

この世界であなたと巡り会えたこと

本当にキセキだと思うの。

あなたに出逢えて良かった。

あなたを好きになって良かった。

色のない世界が色付いていくように

智くんを好きになって、少なくとも私の世界は素晴らしく輝いて見えるようになった。

大袈裟だけどね、日々頑張ろうと思えるのは

智くん、あなたのお陰なんだよ？

笑顔も涙も怒った顔も全部

これからもずっとそばで見つめていたい。

来年も、再来年も、

これからもずっと、ずっと。

『A、顔上げて？』

智くんの声にそっと顔を上げると

優しく触れるキスが落ちた。

『A、俺と出逢ってくれてありがと。』

『これからも、ずっとよろしくね？』

チュッと私のおでこにくちづけして、ふふっと笑うあなたは本当……

『今日は離れてた分、ちゃんと埋めてくれんだよね？』

「………え？」

『プレゼントはA、でしょ？』

なんて、色っぽい大人な男の顔をして。
さっきまで子供みたいに無邪気に笑っていたあなたはどこへやら。

ドキドキと心臓がうるさいのはあなたのせいなんだから責任とってね？

「チョコケーキより甘いよ？(笑)」

『ふふっ、知ってる(笑)』

雨は相変わらず降っているけど

雨が降るとあなたが近く感じられる。

一つの傘が私たちを繋ぐ。

誰にも気付かれず
肩を並べて歩けるのもこの日だけ。

『やっぱさっみぃなぁ～～Aギュってして温めて？』

「はいはい、早く帰るよ(笑)」

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部屋のリビングにあなたからのピンクのコチョウラン花束が置いてあることに気づくのはもう少し先の話。

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