150＊止まらない──sideO.S ページ28
*
櫻井「大野先生はあいつのこと……」
少しの間があって、翔ちゃんがゆっくり口を開いた。
櫻井「……大野先生はどういうつもりで、彼女をそばに置いてるんですか、？」
屈託無い瞳が、真摯に俺を見つめる。
そばに置いてる……ね。
そんなつもりは全くないんだけど。
櫻井「振り回してるだけなら、もう、彼女のことそっとしといてほしい。」
「……振り回してなんかないよ。」
櫻井「……振り回してんだろ？」
他の生徒と同じように…
なんて、
地を這うような低い声。
ジッと、俺の目を見据えて離さない。
櫻井「危なっかしくて見てらんねぇの。どっか抜けてるし、他人の言葉に流されやすい。あいつまだ17歳なんだよ……まだ何もしらねぇんだよ…」
だから────
そう、続く言葉を思わず遮った。
「だから、何？近づくなって？それは無理でしょ。俺のクラスの子なんだから。」
何故か、翔ちゃんから発せられるAちゃんを
聞きたくないと思った。
多分、今の俺は頗る機嫌が悪いらしい。
「ってかさ、彼女を振り回してんのは俺じゃねぇだろ。��櫻井先生��じゃないの？」
だから、こんなこと言うつもりじゃなかった。
「あの子がお前を想って、どれだけ涙流してたか知らねぇだろ？ハッ、知ってるわけねぇよな。」
だけどもう、溢れた言葉は止まらない。
最近ずっとむしゃくしゃしてた。
思うように絵が描けなくて
理由もなく胸が締め付けられて、苦しくて。
このモヤモヤをぶつけるところがなくて
俺は目の前の翔ちゃんに当たった。
「さっきの質問の答え。職員会議すっぽかした日、Aちゃんの家に行ってた。」
酔った勢いで口走った、なんて誤魔化せないくらい
もう、とっくに酒なんか抜けいた。
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みかん(プロフ) - みひろさん» みひろさん♪いつもありがとうございます(*^o^*) もう存分にお二人の先生に揺れてください！！（笑）やっと動き出しますので引き続きよろしくお願いします(>_<)！！ (2018年2月25日 2時) (
レス) id: f23ec4a766 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - ともさん» ともさん！複数コメントありがとうございます（ ; ; ）まとめて返信してしまい申し訳無いです(>_<) 最後にも書いたんですが、翔くんの「ごめん」は主人公ちゃんに対する後ろめたさで溢れた言葉ですね… ますます物語がヒートアップしますのでよろしくお願いします♪ (2018年2月25日 2時) (レス) id: f23ec4a766 (このIDを非表示/違反報告)
みひろ(プロフ) - みかんさん...翔くんと大野先生の間で、揺れる〜揺れますね...ドキドキしちゃいます(>_<)//// (2018年2月24日 18時) (レス) id: e637005b58 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 翔くんの「ごめん」は何の「ごめん」？スッゴク気になる(^_^;) (2018年2月24日 7時) (レス) id: 3ed79bfe04 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 翔くんも大野先生も…主人公ちゃんが大切な存在(´・ω・`)?大人の事情？この先が楽しみです！ (2018年2月23日 7時) (レス) id: 3ed79bfe04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2018年2月11日 12時
