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「あーー!!なにしてんの!?」
手を繋いだまま戻ってきた私を見るや否や、ほくちゃんは走ってこちらへやってきた
「ちょっとA!?」
「ご、ごめんほくちゃん」
ほくちゃんが私たちを離そうと私の左手と壱馬さんの右手を掴んだ時、壱馬さんは繋いでいる手を背中に隠した。
そのせいで肩がぶつかって、心拍数が上がる
「あんた、この子の彼氏?」
「いや、違うけど」
「じゃAが何したって、関係ないやろ」
壱馬さんがそう言うと、ほくちゃんはアキラさんに呼ばれてあの古い屋敷の中に入って行った
「ちょっときつく言い過ぎたかな」
「ほくちゃん、落ち込んでました…」
「なあ、それなんとかならへんの?」
私が横を向いても、彼の視線は前を見つめたままだった。
「どれですか?」
「俺ら同い年やで。敬語、なし」
「う、ん…」
「ついでに、壱馬さんとか堅苦しいから壱馬でええよ」
夜は、静かだ。
2人の間に流れる無音の空間
だけど、ずっとこのままでいたい、なんて思ってしまっている自分もいた
「壱馬…」
「うん?」
横を見ると、今度は優しい目でこちらを覗く彼がいた。
「なんでもないよ」
「なんや、それ(笑)」
「おーい、お前らいちゃついてねぇで帰るぞー」
「「はーい」」
そこで私たちは行きで乗った車にそれぞれ乗った
乗り込むと、ぐったりした様子のほくちゃん
「大丈夫?(笑)」
「もうまじで俺無理。」
同い年なはずなのになんとなく幼く見えるほくちゃんが可愛い
「もう次またこういうところ行きたいってみんな言いだした時はお店に2人で隠れようね(笑)」
「当たり前…」
そう言ったあと、少し時間を置いてからほくちゃんは私の手をギュッと握りしめた
「どうしたの?」
「消毒」
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ねこ(プロフ) - kahonさん» ありがとうございます!現実設定ではないですが、全員ダンス仲間です!説明足りてなくてごめんなさい、、、ゆっくり更新になると思いますが楽しんでいってください!! (2019年8月4日 9時) (レス) id: b274df5a0a (このIDを非表示/違反報告)
kahon - とても面白くて、一気に読んじゃいました(笑)。あと、疑問に思ったことがあるんですけど、この作品に出てくるLDHメンバーって、リアル設定なんですか?よければ、教えてほしいです!これからも楽しみにしてます。頑張って下さい^^ (2019年7月20日 20時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこ | 作成日時:2019年7月19日 6時