前髪 mukai side ページ25
．
『前髪…』
「結構伸びたやんなぁAちゃん」
『切ろっかなぁ』
ノーセットだと鼻先ほどまで伸びた前髪
これぐらいに、と目あたり前髪の毛先を当てる
「前髪巻くんやからもうちょっと下とちゃう？？」
『あ、そっか…じゃあ、コレぐらいか』
「おーそんなもんちゃう？」
『おけ〜』
そう言ってハサミを取り出したAちゃん
「え？！まって今切るん？！」
『切っちゃおっかなーって』
「大丈夫なんそんなん！！」
『わかんないけど…とりあえずやってみる』
「いやスタイリストさんに任せた方が良くない？！」
『今忙しそうだし、とりあえずベース切って整えてもらうと思って』
どうも切ってしまいたい衝動のようで
しっかりブロッキングしてはいるけれど見てるこっちはハラハラ
まぁ、俺も前髪ぐらい自分できるしなぁ…
てかそれでこの前失敗した訳やけど
ジャキっと1束
『どう？』
鏡越しに俺に問いかける
まあ、Aちゃんやったら俺の二の前になることないか
「あ〜…まぁ、そのままやったらいけんちゃう？？笑」
「よし、このままとりあえずパッツンまで目指してみる」
*
『あ……え、こ、康二』
「え？あ…え！笑Aちゃんそれ笑」
パッと見たらそこには綺麗に切り揃えられたパッツン前髪
がしかしイメージしていたのよりも上すぎてほぼオン眉
『え、これ…』
「え？！目の下ぐらいちゃったん？！」
『え…その予定だったんだけど…』
「いや…笑…んふは笑」
耐えきれず笑い出すとAちゃんは、あー！と言って机に嘆いた
「せやでスタイリストさんに切ってもらいって言うたやん笑」
『もうやだ、今日の収録でない…』
「何言うてんねん笑」
『え、ヤバいよねこれ！え？！ヤバいよねこれ！！』
「笑笑」
何度も前髪を押さえては長さを確認しようとも変わらない短さになってしまった
『えー！とりあえずスタイリストさんとこ行ってくる！』
戻ってきたAちゃんは整えてもらってさらに短くなっていた
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 819人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あっきー(プロフ) - 初めまして！初コメ失礼します！更新再開して下さってとっても嬉しいです😭リクエストとかって受け付けてないですよね…？ (2022年8月15日 13時) (
レス) id: 45b2be0b5e (このIDを非表示/違反報告)
inami2ba(プロフ) - 更新再開されてとても嬉しいです！これからも楽しみにしてます！ (2022年6月2日 22時) (レス) @page50 id: 7082d4bd38 (このIDを非表示/違反報告)
菜兎(プロフ) - けろっぴーさん» いつも久しぶりな更新があるたびコメントありがとうございます。何度目かの停止で不安な気持ちで投稿できましたが、コメントいただけてとても安心しました。インスタでもいつもコメントありがとうございます。 (2022年5月31日 2時) (レス) id: 2b68574c93 (このIDを非表示/違反報告)
けろっぴー - お久な更新ありがとうございます!お忙しかったですか?更新が反映されてなかったりもあったので、今回の更新が嬉しくてコメントしました!桃様大好き!(SNSでは別名でフォローしてます) (2022年5月31日 1時) (レス) @page46 id: f1860533c1 (このIDを非表示/違反報告)
菜兎(プロフ) - はるかさん» 初めまして、コメントありがとうございます。随分と更新をしていなくて今更2年も前の話から書き始めてもどうかな…ととても不安な気持ちで投稿しました。いただいたコメントを見て少し安心しました。ありがとうございます。 (2022年5月29日 22時) (レス) id: 2b68574c93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜兎
| 作成日時：2021年6月18日 1時
