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「あ、じゃあ着替えてきます…お疲れ様です」
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なんだかんだ喜んでくれたし安心
私はそのまま先輩に別れを告げて更衣室に向かう
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着替えながらさっきの一連を思い出して小さな余韻に浸る
あんなプレゼントで喜んでくれるなんて
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今までの不安がちっぽけに思えて、渡して良かった!って自分に親指を立てる
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着替えやら髪の毛直しやらで10分ぐらい経って、コンビニをあとにする
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…そしたら
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「え」
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コンビニを出た途端目に入ったのは、さっき一緒にいた人で
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横「あ、やっと来た」
「なんでいるんですか…」
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なんで!?
なんで先輩がいるの!?
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横「そんな驚く?」
「誰か待ってるんですか?」
横「え、いや、お前やけど」
「…」
横「せめて反応してくれん?」
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そう言って余裕そうに笑ってるけど
あれ?だって
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「私、お疲れ様ですって言いましたよね」
横「言ってたけど」
「だったらそのとき、待ってるって言ってくれれば良かったじゃないですか」
横「んー、気分が変わった」
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横「てか」
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今日って私の誕生日とかじゃないよね?
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こんな先輩といれる時間貰っちゃっていいのかな
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横「俺の誕生日なんやし」
横「誕生日ぐらい一緒に帰ったってええやん」
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先輩って、ずるい
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作者名:やな子。 | 作成日時:2017年5月9日 1時