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果たして、1時間15分は速かったのか遅かったのか
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バイトが終わって裏に戻れば、先輩はもうほぼ着替え終わってて
私に気づくと近づいてきた
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横「もー終わってもうたけど？」
「あ、」
横「プレゼント欲しいな〜」
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なんでそんな楽しそうにしてるんだ
ケーキだよ？ただのコンビニで買ったケーキ！！
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横山先輩なら喜んでくれるだろうけど…靴なんかと比べられたらさ
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…でも、せっかく買ったし
ええい！もういいや！
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「け、ケーキです！コンビニの」
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意を決して、椅子の下に隠してた袋を出して渡す
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あー、コンビニ袋だし恥ずかしい
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「ほんとはもっとちゃんとしたやつ買いたかったんですけど…」
横「え、ケーキって」
「ごめんなさい！こんなので…」
横「めっちゃ嬉しいわ、俺甘いの好きやねん！」
「え？」
横「え？」
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耳に入ってきたのは先輩の弾んだ声で
びっくりして顔をあげればケーキ見つめて嬉しそう
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「安上がりですけど」
横「なんで？全然ええよ」
「ほんとですか…」
横「テンション上がったわ〜なんやねん勿体ぶって」
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私の目の前にいる先輩は子供みたいで
ほんとに18歳？…なんて
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作者名：やな子。
| 作成日時：2017年5月9日 1時
