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凪「良かったじゃん」
「全然…」
凪「はい、いってらっしゃい」
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月曜日の放課後
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バイトがないから早く家に帰りたかったのに
日直だからって先生に教室の戸締まりと教卓の上に置いてあるプリントを持ってくるように頼まれた
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萎えるしかなくね？？
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凪「下駄箱で待っててあげるから」
「ほんとに言ってる？」
凪「早く終わるならね」
「終わる終わる！」
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凪ってこんなに優しかったっけ！？(失礼)
浮かれ気分で先にプリントを職員室に持って行く
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意外と重いけど気にせず階段を降りて慣れない職員室の扉を遠慮なく開ける
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奥にある担任の机の上にプリントを置いて
あれ？すぐ終わるじゃん！
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早く帰りたいことだけを頭にUターンをしてドアに向かってたら
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横「うお、」
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シャツ1枚の横山先輩が扉を開けてるとこだった
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「こ、んにちは」
横「おー」
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ついさっきまで帰りたい帰りたいだったのに
横山先輩に会った瞬間、話したいに変わる
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先輩の手元には…英語のプリント？
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「お疲れさまですー」
横「ありがとう、そっちもお疲れ」
「ありがとうございます」
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そんなやり取りをしながら先輩は片方の口角をあげて微笑んだ
ああ、今日もかっこいいよ
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作者名：やな子。
| 作成日時：2017年5月9日 1時
