予 想 外 、の ち 。 (( Kei ))

44 Cal ページ44

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伊｢…ってごめん、また困らせたよね｣







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困ってなんかないのに





言葉がでない







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あの日、初めて伊野尾くんの口から"好きだよ"って言われたとき






多分あのときから確実に私は伊野尾くんに







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伊｢…スルーかよ笑｣







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この気持ちが本当に好きだって言うのにはまだ確信が持てなくて







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でもただ私は伊野尾くんのことが嫌いなんかじゃなくて





それでもって、私は前みたいに中島くんのことを想えなくなってることだけは確か







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中島くんはかっこいいし話しやすくて優しくて凄くいい人でずっと好きでずーーっと見てたけど






いざ話すといつの間にか心地よい友達みたいになってて






きっと向こうもそういう風にしか見てなくて







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気づいたら恋心じゃなくなってたんだ







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そんなことに気づいてなかったあのときの私は伊野尾くんからの告白にも動揺を隠せなくて異常に意識し始めて






だって私のこと嫌いだと思ってた人が私のこと好きなんだよ？？ありえないよね







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｢…伊野尾くんの戦略？｣






伊｢なんの話、笑｣







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それでも返事が出来なかった私に伊野尾くんは







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伊｢まー、俺のこと嫌いじゃないならそれだけで大きな進歩だよな｣







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って、







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