予 想 外 、の ち 。 (( Kei ))

39 Cal ページ39

.







.







.







大ちゃんにああ言われたけど、






あれから伊野尾くんとはなにもないし、いつも通り







.







.







中島くんとは…







.







.







.







中「与田さん、伊野尾ちゃん知らない？」







.







相変わらずな感じで話してる






なんか前より緊張しなくなったし、恥ずかしさもなくなってきて







.







「多分教室だと思うよ」






中「まじ？呼んできてくれない？」






「え、」







.







むしろ、






伊野尾くんと話すほうが今では緊張する







.







中「ん？」






「いや…あ、中島くんも教室行こう！ね！」






中「どうしたの焦って！まぁ、そっちのほうが早いかぁ」







.







.







伊野尾くんだって普通にしてるけど内心は私に話しかけられたら気まずいだろうし






中島くんが素直で良かったって心から思う







.







.







中「あ、いたいた


伊野尾ちゃーん」







.







.







中島くんは私たちの教室を覗いて窓際にいる伊野尾くんに声を掛ける






そしたら伊野尾くんと薮くんがこっちを向いて、一瞬伊野尾くんと目が合った







.







.







伊「はいはい」







.







そう言ったのが聞こえて





あ、来るって思ったら隣にいた中島くんが







.







中「あ、与田さんありがと！」







.







きらっきらの笑顔を私に向けてくれて






あー、私この笑顔が好きだなぁって






私この人が好きだなぁって







.







.







.







私の心はやっぱり中島くんなのかな、







.







.

40 Cal→←38 Cal

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す