38 Cal ページ38
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有「伊野尾ちゃんに告られた?」
「ぶっ、」
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休み時間、教科書を取りに来た大ちゃんにこっそり言われた
な、なにいきなり!?
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とっさに後ろを見て教室を見渡すと、伊野尾くんは自分の席で薮くんと喋ってた
よし、多分聞こえてない
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有「朝から思ってたけどなんかソワソワしてる笑」
「まじか…」
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大ちゃん凄いや、なんでもお見通し?
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有「で、やっぱり告られたんだ?」
「うん…でも好きだよって言われただけでそのあとに困らせてごめんとか言ってたし、よく分かんない」
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私がそう言うと大ちゃんは『そっかそっかぁ』って呟く
大ちゃんは何かを知っていそう
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「どうしたの?」
有「ん?いやぁ、あのね、これ言っていいのか分かんないんだけど」
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有「俺、伊野尾ちゃんにAに告白しようかなって相談されてたんだよね」
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…え、?
はぁ!?
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有「でもAは裕翔が好きだからどうしよっかなぁ〜ってずっと悩んでたみたいよ?」
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なにそれなにそれ
そんなことがあったの?伊野尾くんいつの間に相談してたの?
ていうか、やっぱりからかいとかじゃないってこと?
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有「ま、俺が言えんのはそれだけね?あとは本人から聞くべきだし」
「ま、まって、私それ聞いてどうすればいいの?」
有「それはAが決めることじゃん?
Aは、裕翔が好きなんだよね?」
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大ちゃんは私の味方なのか伊野尾くんの味方なのか分からなくなる
でも、その真っ直ぐな瞳に見つめられて
私は中島くんが好きなはずなのに素直に頷けなくて
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バッシュ(プロフ) - めっちゃ面白かったです(;;)やな子。さんが書く伊野尾くん本当に好きです(;;)これからももっと伊野尾くん書いてほしいです、、! (2016年1月2日 13時) (レス) id: b618c95847 (このIDを非表示/違反報告)
緒飴(プロフ) - すごくおもしろいです!ずるい年上などの小説も完結頑張ってください!応援しています!!! (2015年12月31日 2時) (レス) id: a3f64635e9 (このIDを非表示/違反報告)
そら - すごくすごく面白いです!更新頑張ってください (2015年12月22日 23時) (レス) id: d3af22c772 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - すごいきゅんとします これからも更新頑張ってください 楽しみにしています (2015年12月22日 16時) (レス) id: e219ed4742 (このIDを非表示/違反報告)
晴大たまこ(プロフ) - コメント失礼します!最高に面白いです!そしてこの伊野尾ちゃんがとても大好きです! (2015年12月22日 14時) (レス) id: e8e3ca0ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やな子。 | 作成日時:2015年10月28日 18時