予 想 外 、の ち 。 (( Kei ))

34 Cal ページ34

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「うぉ、」






伊「なにしてんの？」







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両手でリュックのベルトの部分を持ちながら彼は聞いてきた







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「大ちゃん待ち」






伊「…一緒に帰んのかぁ」






「そそ、なんか代理任されちゃったみたいで」







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なんか浮かない顔してる伊野尾くんを見てたらその背後に







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中「あっ、与田さんと伊野尾ちゃんだ〜」







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優しい笑顔で中島くんはこっちに来る






靴は履きかえてるからもう帰るのかな







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中「2人って仲良いよね！」






「え、そんなことないよ！」






中「即答するほど？笑」






伊「…ほんと与田さん裕翔に勘違いされんの嫌だよね」







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え、






本人目の前になに言ってんの？






伊野尾くんは私のことも中島くんのことも見ずに言う






私は焦って中島くんを見るけど、首を傾げて『どうしたの？』なんて







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中島くんが鈍感で良かった…心から







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中「あ、やべ、俺もう行かなきゃ！じゃあね！」







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時間を気にしながら中島くんが帰って行ったけど、笑顔は忘れない人だ






しばらく余韻に浸ってると横から







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伊「与田さんは、」







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伊「裕翔のどこが好きなの？」







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しゃがみこみながら伊野尾くんは私に質問をした







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